高校生の単車チームの名前をそのままタイトルにした「湘南爆走族」。いわゆる「族」を主人公にした本格コミックは、この「湘爆」までなかったが、いわゆる不良少年の物語ではない。「番長もの」のように次々と強敵が現れるわけではなく、「オートバイもの」のように最速を目指すわけでもない。そんな湘爆の二代目リーダー江口洋助とその周辺の人々の、日常のストーリーを各キャラクターの愛車!今回はサクライ+ハラサー × SUZUKI GT380の関係から紹介したいと思います。

サクライ+ハラサーのサンパチ

画像1: (湘南暴走族©吉田聡©モーターマガジン社) www.motormagazine.co.jp

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排気量37ccという小さな自転車用補助エンジンであるパワーフリーを1952年に発売したのを手始めに、短期間で日本を代表するオートバイメーカーの一つとなったスズキ。1960年からの世界GP参戦によって磨かれた2ストエンジンに関する高い技術を活かして、1965年には最高出力25PSという強力な250ccの空冷並列2気筒エンジンを搭載したスポーツモデル・T20を、さらに翌年には30・5PSにまで大幅にパワーアップしたT21を開発。世界水準を超える高性能な2ストスポーツバイクのメーカーとしてその名はさらに高まり、T250、T350、T500など、高性能、大排気量なニューモデルを続々と投入していった。

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車体バランスが良く、川の浅瀬も走れる程オフロードの走破性も良い。そんな安定感抜群のGT380は、いつも大柄な旗持ちの原沢を後ろに乗せていたサクライの愛車として大活躍したのです。

当時はその扱いやすいマシン特性から、自動車教習所にも教習車として導入されたモデルなので、バイクの免許を取得する時に乗った!という方も多いのではないでしょうか?

そして、現在でも旧車愛好家の間で人気が高く、高値で売買されている1台でもあるのです。

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