ファン待望のこのイベントでは、新型デスモセディチGPとともに、2017MotoGP世界選手権にファクトリー・ライダーとして参戦する、ホルヘ・ロレンソとアンドレア・ドヴィツィオーゾも登場。
ドゥカティ・モーター・ホールディング最高経営責任者(CEO)のクラウディオ・ドメニカーリは、オープニング・スピーチで 「ドゥカティの業績は非常に好調に推移しています。2016年には、7年連続で販売台数を伸ばし、55,400台のモーターサイクルを世界中のお客様にお届けして、新たな販売記録を達成しました」とコメント。
ドゥカティにとって、レースに参戦することは特別な意味であり、レースへの参戦は、たんなるマーケティング戦略ではなく、ドゥカティスタ全員の力強い情熱がその原動力となっている。
また、ジジ(ルイジ)・ダッリーニャがチーム監督に就任した2013年末からは、それまでトップチームの後塵を拝していたマシンが、彼らと互角に戦えるまでに戦闘力を高め、昨年はついに2勝を挙げることができたための進化に、大変満足しているのが現状だ。
そこで、好調な業績とさらなる成長予測を背景として、ドゥカティは、株主と合意の上で、2017年にMotoGPのワールドタイトルをイタリアに持ち帰るという、大きなチャレンジに挑戦することを決定した。
このチャレンジを達成するために必要なあらゆる人的、技術的、財務的リソ ースをドゥカティ・コルセに投入するという。ドゥカティには、大きな情熱、堅い決意と、強い気持ち、そして、トップレベルの技術者、誰にも負けない設計および技術開発に精通したプロたち。なにより、素晴らしい才能を持った2人のライダー、情熱的なスポンサーやパートナーがいる。これらの強力なサポートを受けることによって、これまで以上のエキサイティングな挑戦から結果を出すことに期待ができそうだ。
また、イベントでは、ドゥカティ・デビューするホルヘ・ロレンソ、アンドレア・ドヴィツィオーゾがともにステージに登壇し、このようなコメントをしました。

ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ・チーム)のコメント
「ドゥカティに移籍してから最初に感じたことは、チームの全員が、仕事に対して本当に情熱的に取り組んでいるということです。彼らは、ドゥカティという長い歴史と高いプレステージ性を備えた会社を誇りに思っています。はやくシーズンが始まらないかと、今から待ち遠しい気持ちで一杯です。この場で何かを約束することはできませんが、私たちは、目標とするゴールを達成することのできる、高い戦闘力のマシンを製作する能力を持っています。沢山のドゥカティスタから受け取った暖かいメッセージに感謝します。シーズンに向けて、戦う準備はできています。最高のリザルトを出せるようにベストを尽くします」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ・チーム)のコメント
「今年は、ドゥカティから参戦する5年目のシーズンです。 2017年は素晴らしい年になると期待しています。4年間にわたってハードワークを続けてきた結果、デスモセディチ GPは非常に戦闘力の高いマシンに仕上がっています。あとは、チャンピオンシップを取るために戦うだけです。ホルヘをドゥカティ・チームに迎えることができて、大変嬉しく思っています。彼とは、共に協力して良い仕事ができると確信しています」
プレシーズン最初のテストが、1月30日から2月1日まで、セパン・サーキットで開催されるため、ドゥカティ・ チームは、数日後にはマレーシアに向けて出発する予定だ。
2017年、ドゥカティにとって新たな壁を乗り越える年になるのか、1年後の結果が楽しみである。

