2016スーパーフォーミュラ最終戦、いよいよチャンピオン決定の瞬間が近づいてきました。
2レース制で行われるこの鈴鹿ラウンド、第1レースを制しランキングトップに立った国本雄資選手、チームメイトで2年連続チャンピオンを狙う石浦宏明選手の前に、海外からの刺客が立ちはだかります。

画像1: シリーズタイトルの行方は
【スーパーフォーミュラ】Rd.7鈴鹿サーキット Part2

レース2直前のウォームアップ走行、1号車石浦選手と2号車国本選手がコースオープン5分前からスタンバイ。ただならぬ気配を察したのか秋の空は鱗雲となりました。

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【スーパーフォーミュラ】Rd.7鈴鹿サーキット Part2

レース2のスターティンググリッド、チームメイトでライバルの石浦選手はポールポジション。国本選手は3番手スタートですがこのポジションをキープすればチャンピオンは獲得できます。果たして平常心を保てるのか。

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【スーパーフォーミュラ】Rd.7鈴鹿サーキット Part2

そして決勝レース2のスタート。2番手スタートのストフェル・バンドーン選手が抜群の加速でトップに立ちます。チャンピオン獲得のためには優勝が絶対条件の石浦選手は2番手からレースを戦うことに。それに続くはまたしてもロッテラー選手。レース2の周回数は35周、1回のピットイン、タイヤ交換が義務づけられています。

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3番手スタートだった国本選手はスタートに失敗、6番手にポジションダウン。石浦選手、ロッテラー選手のどちらかが勝つとチャンピオンは微妙な状態に。

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ピットイン、タイヤ交換後もトップ3台の順位は変わらず。このままバンドーン選手が優勝すればチャンピオンは国本選手の手に。

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後方を走るマシンのクラッシュにより2回のセーフティーカーラン。新型NSXの初陣に華を添える?!

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ところが2回目のSC明け、ロッテラー選手が石浦選手の隙を突き2番手に。トップのバンドーン選手を追い上げます。国本選手は未だ6位、ロッテラー選手が優勝すれば逆転チャンピオンに!

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あと一歩のところで届かず、バンドーン選手がレース2を制しました。2位にロッテラー選手、3位には石浦選手。

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シリーズチャンピオンは6位フィニッシュの国本選手のものに。ちょっと締まりませんが。

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8位フィニッシュでシリーズ3位となった関口選手がまっ先に国本選手を祝福に。そうそう、この2人はスーパーGTではコンビを組んでましたね。

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もちろん石浦選手も。自身はシリーズ4位ですがチームタイトルは獲りました。チームメイトの栄誉を称える良き先輩の表情です。

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バンドーン選手がスーパーフォーミュラ参戦を選択する際、ロッテラー選手の存在が決め手になったのかもしれません。この2人が同じ土俵で戦う姿はもう見られないと思うと寂しい気持ちになります。本人たちもそう感じているに違いありません。

画像13: シリーズタイトルの行方は
【スーパーフォーミュラ】Rd.7鈴鹿サーキット Part2

ドライバーチャンピオン:国本雄資
チームチャンピオン:P.MU/セルモ・インギング

2016年スーパーフォーミュラはこうして幕を閉じました。今シーズンはタイヤメーカーが変更されたこともあって、毎レース違った見所があり、僅かなコンディションの違いでチーム勢力図が変化するという非常にマニアック、レース通を唸らせるシリーズでした。来シーズンもまた違った展開が期待できますね。ぜひともサーキットにおいで下さい。
(PHOTO:井上雅行)

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