こちらの連載では、MAZDAロードスターファンには嬉しい身近なショップやイベント情報をお届けする「ROADSTER BROS.(ロードスターブロス)」Vol.10の掲載コーナー『ND5RCカスタム大図鑑』より、スーパー耐久でおなじみのプロドライバーの谷川達也さんが、試乗したショップデモカー走行インプレッションとその最新情報の魅力をご紹介していきます!(あぁこ@ロレンス編集部)
画像1: www.motormagazine.co.jp
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今回ご紹介するのは、北米の2ℓエンジンを国内仕様に搭載した サブライブさん のデモカーです。

総合的にND人気はあるけど、2ℓのLF-VEを搭載したNCに比べると力不足…そこで、サブライブさんが提案するのは海外からNDには2ℓ仕様の北米モデルをお取り寄せして、換装してトルクアップに踏み切ったというので驚きです!

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「1.5ℓから2ℓへの排気量アップなら申し分ない。車体も車両型式も同じだから、比較的簡単に換装できるはず」 と、中古のスカイアクティブG2・0を米国から取り寄せ、換装に踏みきった。

すると思惑通り、メンバーやマウントなどの加工は一切必要なく、ほぼボルトオンで1.5ℓの車体に2ℓのエンジンを搭載することができた。ただし、シリンダーピッチが異なり、ポートの間隔違うため、ND用のエキマニは純正も社外品も使えない。

ワンオフで専用品を製作することになったが、結果的に限りなく等長に近く、排気効率を追求したステンレス製エキマニが完成した。懸念されるのは重量増によるバランスの崩れ。とくにNDではパワーやトルクが増大しても、美点である軽快感が薄れてしまっては魅力が半減。

それを見越してサブライブでは、左右のシートを1脚あたりの重量が3kgしかないオリジナルのドライカーボン製に置き換え、大幅なウエイトダウンを敢行。さらにクラッチ&フライホイールでも約4㎏の軽量化を図り、NDらしさを崩さずにパフォーマンスアップを図ることに成功。

画像: SKYACTIV-G1.5のP5型からSKYACTIV-G2.0のPE型に換装。出力は131psから160ps、トルクも15.3㎏mから20.5㎏mへ大幅に拡大。 なお、換装には2ℓ用エキマニが必要となり、ワンオフで製作した。 www.motormagazine.co.jp

SKYACTIV-G1.5のP5型からSKYACTIV-G2.0のPE型に換装。出力は131psから160ps、トルクも15.3㎏mから20.5㎏mへ大幅に拡大。 なお、換装には2ℓ用エキマニが必要となり、ワンオフで製作した。

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画像: オリジナルドライカーボンシートは、表地やクッションもないスパルタンなモデル。1脚の重量はたったの3㎏。 とにかく軽くしたいときの切り札。 www.motormagazine.co.jp

オリジナルドライカーボンシートは、表地やクッションもないスパルタンなモデル。1脚の重量はたったの3㎏。 とにかく軽くしたいときの切り札。

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『これこそNDチューンの大本命かも!』
(プロドライバー:谷川達也さん)

「2ℓエンジンを搭載するだけあって、1.5ℓとはパワーもトルクも別格。アクセルの入力に敏感に反応し、加速も鋭い。ラフにアクセルを踏むと簡単にスライドしてしまう。

とくに4500~6500rpmの厚みが際立っているけど、トップエンドでもタレ感はない。ハンドリングへの影響は皆無で、軽い車体にワンクラス上のエンジンを搭載したことで、むしろ軽快さが増幅している」

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