僅差の争いを続けるGT300クラスにとってはここがシリーズ大一番、鈴鹿1000kmレース。
土曜日の白熱した予選を制し、見事ポールポジションをゲットしたのは18号車UPGARAGE BANDOH 86です。これまでマシンよりも彼女たちの方が注目度高かったのですが、参戦2年目、童夢より監督を迎え入れついにここまで来ました。
優勝したらぜひ編集部に遊びに来てくださいね。もちろん彼女達のことですが。

画像1: 【GT300はどうよ?(3)】スーパーGT選手権 Rd06鈴鹿1000km

「バトルの最中に観光バスが乱入?! 危ない!」
いえ、安心して下さい。これはサーキットサファリというイベントなのです。ちょっとドキッとするシーンですが、ファンにとっては走行中のマシンを間近で見られる数少ない機会。サーキット観戦の折に参加してみてはいかがでしょうか。

画像2: 【GT300はどうよ?(3)】スーパーGT選手権 Rd06鈴鹿1000km

翌日曜日、いよいよ決勝スタート前となりました。スターティンググリッドの18号車 中山友貴選手を訪ねるのは、4番手スタート61号車BRZ R&D SPORTの井口卓人選手。「たぶん追いついちゃうからよろしくね~」と言ったかは定かではありません。

画像3: 【GT300はどうよ?(3)】スーパーGT選手権 Rd06鈴鹿1000km

2番手スタート31号車プリウスapr GTの中山雄一選手と嵯峨宏紀選手。先ほどまで降っていた雨により路面はチョイ濡れ状態。タイヤの選択について話し合っているようですが、出した結論は吉か凶か。

画像4: 【GT300はどうよ?(3)】スーパーGT選手権 Rd06鈴鹿1000km

1000kmレースのスタートです。GT500マシンは173周、GT300クラスだと160周前後、約6時間後のゴールを目指します。「ほぼ」全車がスリックタイヤでスタート。

画像5: 【GT300はどうよ?(3)】スーパーGT選手権 Rd06鈴鹿1000km

トップ走行の18号車中山選手の直後に、「公言通り」61号車井口選手が迫ります。2番手スタート31号車は、ウェットタイヤを選択したのが裏目に、3周目にピットインしタイヤ交換。

画像6: 【GT300はどうよ?(3)】スーパーGT選手権 Rd06鈴鹿1000km

3位に順位を上げた0号車GAINER TANAX GT-Rアンドレ・クート選手が、2番手の61号車にオーバーテイクを仕掛けます。激しい攻防の末2台は接触、61号車BRZはコースアウトしポジションダウン。0号車はペナルティを受け順位を下げる痛み分けに。

画像7: 【GT300はどうよ?(3)】スーパーGT選手権 Rd06鈴鹿1000km

2号車シンティアム・アップル・ロータスは、レギュラードライバーの加藤寛規・高橋一穂選手に加えて牧野任祐選手を第3ドライバーに起用。その牧野選手は予選Q1でGT300コースレコードタイムを叩き出し、決勝レースでも一時トップを走行する大活躍。このレースの後、GT500クラスのドライバーに弱冠19歳ながら大抜擢されました。

画像8: 【GT300はどうよ?(3)】スーパーGT選手権 Rd06鈴鹿1000km

その2号車ロータスが高橋選手のクラッシュにより戦線離脱、セーフティーカー導入となります。序盤に順位を下げた61号車に願ってもないチャンス。トップ18号車との差は無くなり、やがて追いつくとピットインごとにトップが交互に入れ替わる展開に。

画像9: 【GT300はどうよ?(3)】スーパーGT選手権 Rd06鈴鹿1000km

SC導入で息を吹き返したのは61号車だけではありません。0号車GT-Rと31号車プリウスが猛チャージ。ピットインのタイミングで18号車を抜くと2位争いを展開。

画像10: 【GT300はどうよ?(3)】スーパーGT選手権 Rd06鈴鹿1000km

ラスト2周、31号車中山選手が0号車の富田竜一郎選手をパス。2位争いが決着。

画像11: 【GT300はどうよ?(3)】スーパーGT選手権 Rd06鈴鹿1000km

61号車のアンカーは井口選手、目指すはトップチェッカーのみ。薄暮の鈴鹿サーキットに響くボクサーサウンド。スバリストにとっては至福の時間ですね。

画像12: 【GT300はどうよ?(3)】スーパーGT選手権 Rd06鈴鹿1000km

ゴール後に辰巳英治監督とガッチリ肩を組み合う山内・井口両選手。何故か表情が対照的ですが。

画像13: 【GT300はどうよ?(3)】スーパーGT選手権 Rd06鈴鹿1000km

山内選手、表彰式では笑顔になりました。今度は3位0号車の富田選手がヒドくお疲れのようで。

そしてこの鈴鹿1000kmの優勝により、61号車SUBARU BRZ R&D SPORTは第6戦終了時点で、
ドライバーズランキング、チームランキングともに

「イッチバ~ン!」になりました、「ドーン!(花火)」
                                (PHOTO:井上雅行)

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