まいどっ、グリコです。今日は来シーズンのWRC=FIA世界ラリー選手権の最新情報をお届けしましょう。
WRCと言えば、2017シーズンから復帰するトヨタの動向が気になるところです。日本ではいまひとつ盛り上がらないWRCですが、かつてはトヨタが圧倒的な強さを発揮した時代もありました。特に1990年代前半にはセリカGT-FOURで、日本車初のドライバーズチャンピオン(1990年:カルロス・サインツ)を獲得したほか、 93年・94年には2年連続のマニュファクチャラーズ&ドライバーズのダブル・タイトルを獲得しました。その後、紆余曲折を経て99年にWRCから撤退。その活動は2002年から参戦したF1へと受け継がれていきました。
そして2017年、待望のWRC復帰となるわけです。クルマはヤリスWRC。日本ではヴィッツとして販売されているクルマがベースですね。開発の本拠地はフィンランドですが、今年5月に初のシェイクダウンが行われ、その後も数多くの場所でテストを繰り返しているようです。ステアリングを握るのは、TOYOTA GAZOO Racing WRCチーム代表のトミ・マキネンほか、ユホ・ハンニネン、ヤルコ・ニカラ。「気持ちを抑えきれず、自分が一番に車両を走らせた」とかつての名ドライバー、トミ・マキネンが語るほど素晴らしいマシンに仕上がりつつあるようです。
前置きが長くなってしまいました。それでは、トヨタ・ヤリスWRC2017の切れた走りをご覧いただきましょう。続いて、ライバルのフォルクスワーゲン・チームのポロWRCの走りもどうぞ!