新型マルニがコンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステで登場
自動車イベントとして最も地位のあるヴィラ・デステでBMWが発売50周年となる「2002」の新型、ではなく、オマージュを展示。
今回の車両はオマージュということで発売される予定はないとのことで、車両の詳細については担当者も話したがらなかったそうです。
それでも気になるパッケージの内容は?
ベースとなる車両は発売したばかりのM2。ドライブトレインもそのままだとして、0-100kmは4.2秒、直列6気筒3.0リッターエンジンは365馬力を発揮。車体のコンパクトさと相まって攻撃的なコンパクトクーペです。
「2002」はBMWにとって大きな意味を持つ車両です。まだブランドとしての力を欠いていたBMWを今の地位に引き上げた最初のモデルであり、また「2002ターボ」もヨーロッパ初の量産車ターボとしてBMWの技術を切り開いたモデルです。今回の企画はこのBMWの歴史を再認識し、さらに次の時代へと繋がるコンセプトモデルです。
毎年恒例のオマージュシリーズ
BMWは毎年ヴィラ・デステでコンセプトモデルを発表しています。2013年にはピニンファリーナ、2014年にはヴィジョン・フューチャー・ラグジュアリー、昨年はCSLでした。今年は50周年ということで「2002」が選ばれたようです。
ちなみに「2002ターボ」はオイルショック直前に登場に生産台数わずは1672台!
KKK製ターボ、機械式インジェクションを採用して170馬力を発揮。0-100kは8秒、最高速度200オーバーを達成。コンパクトクーベというセグメントを作り上げた車両です。この「2002」シリーズはいまでもファンが多く存在し、実際に走っているところもよく見かけますね。