1985年から2007年までの伝説的企画、特集を一冊に凝縮。この連載では、モーターマガジン社全面協力の元、同社出版誌である【名車の記憶】ホンダスポーツクロニクルより、ホンダの名車の歴史を振り返り、紹介をしていきます!(あぁこ@ロレンス編集部)

『ホンダZC型』エンジン性能の勢いはとどまることを知りません。今度はライバル車たちがターボやスーパーチャージャーを次々に搭載してくるではありませんか…自然吸気エンジンのリニアな感性にとことんこだわるZC(シビックSI)に対して忘れてはいけない日産CA16DE代表としてパルサーミラノX1ツインカムがパワー、トルクを巡るパフォーマンス争いを仕掛けてきました!当時の日本だけではなく世界のライバルを意識したコンパクトモデルの走りとデザインの良さをアピールしたモデルはまさにトップグレードと言っても過言ではありませんでした。『名機ZC型』VSその他ライバルたちとの戦いはどんどん 過激化 します!!( ;´Д`)

それでも、ZCは常にその挑戦を退け続けるのだった。

シビックSI(ZC代表)
最高速度192.00km/h 0〜200m:10.24秒 0〜400m:15.84秒

本来DOHCは高回転高出力型の出力特性をもつはずのエンジンである。ところがホンダは、その旧来のイメージを打破しながらも、高性能エンジンとしてまとめあげた。その成果がパフォーマンス計測データに反映されている。0〜200m10.34秒、0〜400m15.84秒と1.6ℓクラス、ノーマルアスビレーションとして破格レベルに到達している。

画像1: それでも、ZCは常にその挑戦を退け続けるのだった。

パルサーミラノX1ツインカム(CA16DE代表)
最高速度:187.74km/h 0〜200m:10.85秒 0〜400m:16.78秒

最高速は187.44km/hに達した。これは120PSのパワーとバランスしており、走行抵抗の大きなウェット路という条件下では、健闘したいってよかろう。コンパクトながらハイパワーぶりが目ざましい。

画像2: それでも、ZCは常にその挑戦を退け続けるのだった。

MR2Gスポーツパッケージ(4A-G代表)
最高速度:194.86km/h 0〜200m:10.42秒 0〜400m:16.33秒

最高速計測では、150km/hを越えての車速の伸びが特徴的であった。サスが固められ、ダウンフォースも十分ということで、195km/hの走行はいかにもGTカーらしいムードに包まれる。

画像3: それでも、ZCは常にその挑戦を退け続けるのだった。

ファミリア4WD1600ターボGT-X(B6代表)
最高速度:198.62km/h 0〜200m:10.15秒 0〜400m:15.93秒

4WDの高速直進安定は素晴らしい。200km/h近い車速での車線変更も自由自在に行なえる。旋回、制動での強みはいうまでもないが、直線でも滅法速いマシンである。

画像4: それでも、ZCは常にその挑戦を退け続けるのだった。

モデルライフとしてはほぼ終盤にさしかかっていたシビック、CR-Xにとっては不利だと思うだろう。けれど、ZC型は最高速、ゼロヨン、筑波ラップに至るまで、なおトップクラスの実力を見せ続け、ライバルの猛追を寄せ付けなかった。「だってFFでしょ?」「ロングストロークのスポーツエンジンってつまらなそう」などというデビュー当初のイメージを吹き飛ばし、テンロクリーダーを守り抜いたのだ。(原文のまま)

ホンダはトヨタのように“ツインカム”という造語を絶対に使わず、あくまでも本来のエンジン用語であるダブルオーバーヘッドカム、“DOHC”という言葉に今尚拘っています。それだけの自信があるは常識破りのテスト数値を見て納得ですね❤︎

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.