真っ赤なボディーに無限軌道(キャタピラ)というワイルドなヴィジュアルのこの車両。よく見ると正面に消防車のエンブレムが付いています。
こちらは、総務省から岡崎市に無償貸与された全国に1台の全地形対応車両レッドサラマンダー。
岡崎市が日本のほぼ中央にあることから高速道路を使い東日本・西日本どちらにも移動しやすいことと、南海トラフ巨大地震が発生した場合にも津波災害の恐れがまずないことなどを理由に配備先として選ばれ、総務省消防庁から専用搬送車両と共に貸与された。
連結式のゴム製クローラー方式車両で全長8.2メートル、幅2.2メートル、高さ2.6メートル。車両重量約12トン。総排気量は7240cc。前部シャシーに4人、後部ユニットに6人が乗れる。荒れ地やがれきの上などさまざまな災害現場へ人員・物資の搬送や救助救援活動を行う。最高速度時速50キロ、最大登坂能力50パーセント、最大乗り越え段差60センチ、最大溝乗り越え幅2メートル、水深1.2メートルまで走行可能。気温マイナス30度でも使用可能だという。フロント部に電動ウインチを備える。
まだ、今のところ出動回数はゼロみたいですが、10人も乗れて、全地形に対応していてマイナス30度まで対応しているというこの乗り物。その性能が気になりませんか?
そこで、訓練での走行動画を発見したので是非ご覧ください。
水の中からでこぼこ道まで躊躇なく走れる様子。しかも!こんなに大きいのに意外に小回りがきくようです!!!
ちなみ運転には大型特殊免許が必要だそう。
災害時は町中が車では入れないような状態になる事が殆んどだと思うので、こうやって、地形や環境を選ばない緊急車両は必要ですよね!!!災害は起こって欲しくないけど、こういう特殊車両にはどんどん活躍していって欲しいです。