さあハロウィンナイトだ
今日はハロウィン。仮装したパーティを楽しむ人も多いだろう。中でも女子は仮装が大好きな生き物だ。そもそも日常的にも化粧という仮装をしている。
退廃主義的に考えればやはり,女子の変身願望は日常の自分と異なる。非日常の自分(そして,それこそが本当の自分なのだが)を出して見たいという欲望を常に内在しているからだと考える。
しかし,現代社会では,家族の期待する自分,社会が期待する女性らしさ,会社や学校の中での自分の立場,友人達から期待される自分の役回りなどを知らず知らずのうちに演じている自分がいる。
ましてや日本社会では自分を主張するよりは空気を読んでKYにならないように振る舞うことが求められる。そんな中で本当の自分とは自分を演じ続けたままいつのまにかそちらが本当の自分になってしまっている女子は多い。男子のように酒飲んではめはずすことや,キャバクラ(ホストクラブ)に行くなどができる女子も少ない。自己主張を全面に出せる帰国子女の女子達を羨ましそうに見ていたりもする。
仮装は違う自分として演じることを許される瞬間
いつのまにか本当の自分を心の中の監獄に閉じ込めている女子は多い。そんな時仮装は違う自分として演じることを許される瞬間でもある。「だって仮装だから」という言い訳も大事な要素だ。
男子がいつも以上に大胆になって欲しい時,なかなか口説けない女性へのアプローチ。そんな時はまず何かひとつでも仮装できるような場所へ連れて行ってあげよう。一次会で一番真面目そうだった子がカラオケやハプバーなど着替える衣装があるお店に移動した途端に着替えに走るようなことは私も何度も目にしている。仮装によって心のスイッチを切り替えるのは大事なことなのだ。
「真面目に演じている自分」という悪霊を追い払おう
そんな仮装を堂々とできる貴重な日が今日ハロウィンだ。元々は悪霊を追い払うための行事だから,「真面目に演じている自分」というもっとも日本人女子に取り憑いている悪霊を今日こそ退治しようでは無いか。