先日(2015年9月9日)に発表されたばかりの、ハーレーダビッドソン「DARK CUSTOM」シリーズの象徴的な1台、HARLEY-DAVIDSON SPTORTSTER™ IRON 883™の試乗車をお借りして、サクッと街乗りしてきたので、最速レビューをお伝えする。

ロレンスは孫子の教えを尊ぶ。つまり”巧遅は拙速にしかず(正しくは兵は拙速を尊ぶ、いまだ巧みの遅きを聞かざるなり)”、だ。勢いと速さを信条とするので、まずは乗った感想を記事にさせていただく。(写真もiPhoneで、降りては撮り、また走り出す、といったゲリラ撮影w)

2015年モデルと比べてみたい、2016年の最新 IRON 883 

2016年モデルのIRON 883は、全長 2215mm 全幅 850mm x 全高1140mmで、ホイールベースは1515mm。車重は256Kgだ。パワーなどは公表されていない。

エンジンをかけると、比較的軽量小型なスポーツスターといえども、ハーレーらしく腹に響く音がする。走り出しは軽い。というより、250キロを超える大きなオートバイであることが信じられないくらい取り回しは軽い。
普段ZIIという古いバイクに乗っている僕にとっては、信じられない軽さだ。重量で言えばほとんど変わらないのに、体感的には半分くらいの力で取り回せる・・。(BOLTでもドゥカティのスクランブラーでも感じたが、これが時代というものか・・・笑)

見た目はスポスタらしく細身なボディなのだが、低く仕上げてあるからだろうが、ちょっと獰猛なカンジがする。女性的な感じはなく、男っぽいバイクだ。

動かしてみると、ハンドリングはかなり軽快で、速い。新宿から渋谷を周り、恵比寿をぬけて明治通りを走ったのだが、ご存じの方も多いように、あの通りはもともと川沿いの道で、比較的蛇行している。つまりきついコーナーではなく、緩やかなカーブが続く道だ。そこを走ってみると、IRON 883はわずかな加重で綺麗にリーンして、するすると抜けていく。

BORN TO BE WILD的な(イージーライダーね)ドドドドドっという重く力強い走りではなく、シュッと風のように走れる、文字通りのスポーティーなバイクだ。僕は昔 スポーツスターの1200cc(XL1200)に乗っていたが、こんなにスムーズに軽やかな走りではなかった。同じスポーツスターでも10年前のバイクとは違う、ということなのか、排気量の違いなのか、いまどきのハーレーのテイストなのかは比べるよしもないが、正直 あっけないほど軽く速く走れるこのバイクに軽い衝撃を受けた。

がっつり乗りこんでみる必要がある・・・

画像: モデルはモノトーンカラーでオリーブ色の車体

モデルはモノトーンカラーでオリーブ色の車体

画像: 乗り出し価格はモノトーンカラーは1,190,000円(本体価格1,101,852円)

乗り出し価格はモノトーンカラーは1,190,000円(本体価格1,101,852円)

画像: 横から見るとわりとマッシブだが、後ろから見るとやはり華奢だ。

横から見るとわりとマッシブだが、後ろから見るとやはり華奢だ。

画像: 斜め前から見る。この角度が一番かっこいいかも。

斜め前から見る。この角度が一番かっこいいかも。

画像: 細いタンクはわりと好みである。

細いタンクはわりと好みである。

画像: 凝ったデザインのホイールや、パンチング加工に、デザイナー ダイス・ナガオ氏のこだわりを感じる

凝ったデザインのホイールや、パンチング加工に、デザイナー ダイス・ナガオ氏のこだわりを感じる

新宿から、ちょっと遠回りをしながら、駐輪場を借りてある麻布まで走った。時間にして40分くらいか。あまりのあっけなさに僕はほんとうに驚いている。最近のオートバイは、こんなに乗りやすいのか、ハーレーという大型バイクの象徴のようなバイクでさえ、こんなにあっけなく、スムーズに緊張感なく走れるのかと。

お前のバイクが古いだけだと笑われるかもしれないが、それにしても走りやすい・・・。

このIRON 883、10日間弱手元に置かせていただくのが、これはぜひまた、じっくり乗ってやらなければ!と心に決めた。1000ccに満たない”小柄な”ハーレー。もっと魅力を引き出してみたい。

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