北米国際自動車ショー 2015にて全世界に初公開された、ホンダ(アキュラ)の新型NSX。当初、2015年の夏にはオーダーを開始すると言われていましたが、どうやら市場に正式に導入されるのは2016年になりそうです。
新型NSXの開発の際、ターゲットとされてきたのは、フェラーリ458イタリア。しかし、すでに458の後継機となる488GTBが2015年のジュネーブ・オートショーで公開されています。
直接的には言われていないものの、新型NSXは総合的に488GTBの上を行くというのがHONDAの意見。(下記は自動車ライターのジョン・ラム氏の発言ですが、HONDAがオフィシャルサイトに掲載していますので、ほぼHONDAの意見と言っても良いでしょう)。
新型NSXに搭載されたV6ツインターボエンジンが、458イタリアの550馬力を目標としていたことも、ほぼ公然の事実だ。だが新型488GTBの3.9リッターV8ツインターボエンジンは、670馬力を発揮すると同時に、エクステリアデザインもドラマチックに変わった。いや、新型NSXに比べて、新型フェラーリは演出過多、ドラマチックすぎるという見方も一方にはあって興味深い。
新型NSXが新開発V6ツインターボエンジン、3基のモーター、全輪駆動システムといった最新テクノロジーのショーケース的モデルであるのに反して、新型フェラーリはそうとは言い難いのも興味深い事実だ。
デザインリーダーは女性、開発・生産はすべてアメリカで。
様々な面が話題となっている新型NSX。デザインリーダーはミシェル・クリステンセンという女性。そして、デザイン、開発、生産はすべてアメリカの専用センターで行われています。
2015年1月13日ニュースリリース時の販売価格帯は15万ドルから。日本円で約1,800万円。
PHVで同じ価格帯のクルマにはBMW i8があります。
新型NSXがどのように受け入れられるのか。米メディアでは、新型NSXはホームランヒットを飛ばすであろうと予測しています。
全米一有名な自動車ライターのジョン・ラム氏によれば、新型NSXは8月のペブルビーチ・コンクール・デレガンスに、何台かお目見えするような気がしてならないとのこと。
最も権威のあるモーターショーで、その性能を試すことが出来るのか?8月が待ち遠しいですね。