こんにちは!バイク勉強中のAkiko記者が編集長にバイクのいろはを教えてもらう本連載。今回の教えてワードはこちらです!

集合管

ざっくりいうと「集合管」はマフラーが集まったことのようですね!
実際に集合管になっているバイクをみてみましょう!

zerocustom.jp

本当だ!よくみるとパイプがまとめられていますね!なんか不思議〜〜!
けど、マフラーを「集合管」にするとどのような効果があるのでしょうか?ロレンス編集長に詳しく聞いてみましょう♩

おしえて!ロレンス編集長〜!!?

正しいお答え: from ロレンス編集長

はい、お答えします。

2気筒以上の多気筒エンジンを搭載した現代のバイクのほとんどは、マフラーのパイプが何かしらの形で集合してから排気される構造になっています。バイクの主流となっている4サイクルエンジンは、その名の通りシリンダー内で燃料を燃焼するごとに、ピストンが4回上下する構造になっています。そして多気筒エンジンではその爆発タイミングが、気筒ごとにずらしてあるのが一般的なのです。なので4気筒エンジンでみると、4つのシリンダーが同時に爆発するのではなく、各気筒が別々のタイミングで爆発しているのです。

ヨシムラが発明したと言われる集合管

つまり4気筒エンジンのマフラーの中ではドン、ドン、という排気の圧力が別々に発生していて、ちょっと難しい言葉ですが、これを排気脈動といいます。簡単にいうと集合管とはこの排気脈動を利用して、排気効率を高めてエンジンのパワーを上げるための工夫ということになります。この集合管が世に登場するのは1970年が始まった当初で、考案したのはかの「ヨシムラ」の創始者・ポップ吉村こと吉村秀雄さんと言われています。それまではエンジンから吐き出される排気ガスは、すみやかに排出した方がいいと考えられていて、気筒ごとにパイプのマフラーが装着されていました。この4本あるマフラーを、1本にまとめたら軽量化できると考えて作り出された集合管は、馬力を上げてトルクの谷を解消する効果があったのです。

画像: www.yoshimura-rd.com
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このポップ吉村さんが発明したといわれる、レーシングマシンのための集合管は、その後レーサーだけではなく、メーカーが販売する一般市販車にも採用されるようになってゆきます。この発明がいかにエンジンに有用だったかの証しですね。4本のマフラーを1本にまとめた集合管は、その後さらに研究されて、いまは4本を1本にする「4 in 1」から、4本を2本にしてから1本にする「4 in 2 in 1」、これをさらに2本に分ける「4 in 1 in 2」などの種類があり、現代のバイクの性能を支える重要なパーツとなっているのです。

暴走族の必須アイテムだった集合管

私が高校生だった頃の世間は、暴走族が社会問題になるような時代で、集合管といえば暴走族の爆音を吐き出す改造パーツの代表でした。集合管を世に送り出した「ヨシムラ」のステッカーも、当時のそんな若者たちのシンボルとなっていた時代もありましたが、バイク文化の成熟と合わせるように、集合管の「ヨシムラ」はいまではレーシングシーンのアイコンのようになっています。

集合管…。そんな時代を経てきた私のような世代のバイク乗りには、若い頃の甘酸っぱさを思い出させる、特別な響きのある言葉でもありますね。プゥオ〜〜〜ン!

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