ますます増加する訪日外国人

インバウンドビジネスが活況だ。日本を訪れる外国人の数はうなぎ登りで,昨年は1341万人。今年度も前年度比40%ほどの伸びで増えているようだ。百貨店からドラッグストアまで外国人の消費によって支えられているビジネスの範囲も広がっている。

退廃主義が広がる成熟社会は文化をビジネスにする。観光立国化は日本が成熟社会になっていく中では当然の選択と言えるだろう。しかし,そうした文化を体験してもらうのに,短期滞在で炊飯器やウォシュレットを買って帰ってもらうだけではもったいない。

AirBnBという新しい滞在モデル

やはり日本文化をじっくりと感じてもらうのは長期滞在だ。受け皿として広がりつつある方法論のひとつがホテルなどでは無くAirBnBのような空いている部屋のシェアだ。海外ではかなり広がっているモデルだが,日本でもようやく広がりつつある。観光地を巡るだけよりも,住んでいる日本人との交流ができるため,日本を知ってもらうための深い体験ができる。当然そこではアバンチュールが生まれる可能性もある。

日本女性は世界的に人気だ。美しい肌,強く自己主張をしない,そして実は官能的なところなどは恋愛上級者のフランス男性にも大人気だ。そう考えればクールジャパンの最大の商品は「日本女性」と言えるかも知れない。グローバル化を一気に進めるためにも,日本女性との恋愛を求めて日本に来る人が増えることも悪く無い。子供が生まれればハーフであり,遺伝子的にも優秀で,グローバルに活躍する人材を増やすことになる。

世界の富裕層のセカンドハウスをTOKYOに!

そのために戦略的に仕掛けるべきは富裕層の長期滞在だろう。日本の安全,食文化,そして女性の魅力を考えれば東京にセカンドハウスを持ってもらうことは十分に可能だろう。中東やロシアの富豪などがロンドンやニューヨークにセカンドハンスを持っているように,アジアを中心とした富裕層が東京のレジデンスにセカンドハウスを持つことは悪く無い。ビルゲイツが軽井沢に別荘を建てているという噂もあるが,もちろん地方都市もありだ。ただ東京の食文化は間違い無く世界No1だ。

それだけでも羽田空港にプライベートジェットで乗り付け,三つ星レストランやB級グルメを食べに行く価値があるだろう。そして,当然ならが素敵な日本の退廃淑女達が恋人や愛人としてエスコート役として活躍する。富裕層なのでそうした日本女性達と一人ぐらい子供を作っても問題は無い。世界の富裕層達の子供が東京に増えることはビジネスチャンス的にも様々な可能性が広がる。

彼らが日本にいない時には恋人の女性達は東京で交流するだろう。そんな彼女とパーティで知り合い思わず口説こうとバーで語るベンチャー社長。なんとその彼女はあの中国企業のCEOの愛人であることを聞かされる。それでも口説くか,ここぞとばかりにその企業との提携話を彼女に頼もうか,そんなことで悩むような起業家達が増えるなんてそれだけでワクワクする東京の夜だろう。やはり歴史は夜に作るのだ。

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