前回の教えてワード「フロントフォーク」には、まさかのあの「フォーク」に由来の意味があったんですね!
しかもわたしのお気に入りのジョルノ・デラックスちゃんにはクッション付きのフロントフォークだったなんて全然気付きませんでした!ますます気になる存在です♡
さて!今日もさっそく新しいバイク用語勉強してきましょう!今回の教えてワードはこちら♩
パワーウェイトレシオ
最初聞いたとき、聞き取れなくて3回くらい聞き直しました!笑 なんかよくわからないけど響きがめっちゃ強そうな用語です!
「パワー」「ウェイト」はわかるのですが、「 レシオ」の意味がわからなかったので単語だけ調べてみました!どうやら「レシオ」には比率・割合という意味があるそうですよ!
ということは「パワーウェイトレシオ」ってバイクの「力(速度?)」と「重さ」の割合をはかる用語なのでしょうか?
というわけでこの先は編集長にバトンタッチしちゃいます♩
教えて。ロレンス編集長〜♡
正しいお答え: from ロレンス編集長
はい、お答えします。
「パワーウエイトレシオ」! これをキチンと説明するためには実はかなり難しいことになってしまいます。ですので感覚的にわかりやすく説明したいと思います。アキちゃんの想像通り「パワー(馬力)」と「ウエイト(重量)」の「レシオ(割合)」ですので、1馬力あたりにかかる重量ということになります。
このコーナーの第15回「トルク」の回で馬力のことについて少し触れました。“「1馬力」は75kgの物体を1秒間で1m動かす力を表します。” と説明しましたが、この「パワーウエイトレシオ」はそのバイクが「1馬力」で動かす必要のある重量を表しています。つまりこの数値が低いほどバイクを動かす能力(加速力や最高速度)が高いと言えます。
バイクの馬力が大きければそれだけそのバイクを速く走らせる能力があることになりますが、そのバイク自体が重いとエンジンの馬力が大きくても速く走ることはできない。ですので異なるバイクの運動性能を比較するためにパワーウエイトレシオは分かりやすい指標となるのです。たとえば排気量が大きいバイクは馬力も大きいですが、当然のことながら車体も大きくなり重量も重くなります。一方で排気量の小さなバイクは馬力が少ないですが車体重量も軽くなります。一概に比較はできませんがこのようにパワーウエイトレシオの数値から排気量の違うバイクの運動能力もある程度較べることができるのです。
パワーウエイトレシオがバイクの性能を較べる便利な数値だということを感じていただけたでしょうか。ただし、この数値には運転するライダーの体重は入っていません。ですのでそのバイクのパワーウエイトレシオがどんなに小さくても、ライダーの体重が重いと実質のパワーウエイトレシオが大きくなってしまいます。バイクの性能を引き出すためには乗り手のダイエットも意外と効果があるかもしれませんね。もちろんスリムなアキちゃんは心配ないと思いますが (^_^;)