こんにちは。最近我が編集部にはバイク雑誌がたくさん置いてあります♩

画像1: 【バイク無知ガールが教える?バイク用語】第16回:水冷 空冷

「これカッコイイな〜!どこのなんだろ〜?」っていう感じで毎日眺めながらカッコイイバイクを探すのが日課になっています!

余談はさておき!今日もバイク用語勉強していきましょう!本日の教えてワードはこちら。

空冷・水冷

なんだか化学の授業にでてきそうな名称がでてきました!
「空冷」「水冷」は、「空冷式エンジン」と「水冷式エンジン」の略のようなのです。漢字から予測すると、「空冷」は空気で冷やして「水冷」は水で冷やすということですよね!そもそもエンジンにも2パターン種類があることをわたくし初めて知りました!!

空気で冷やすエンジンと水で冷やすエンジンは具体的にどのように効果が違うのでしょう??

さっそく編集長に聞いてみましょう!教えて、ロレンス編集長〜♡

正しいお答え: from ロレンス編集長

はい、お答えします。

クルマもバイクもエンジンはガソリンなどの燃料を燃やして発生する、熱エネルギーを動力に変換して走っています。つまりエンジンは動いている限り、常に熱を発生することになります。エンジンは金属でできていますので熱し続けると変形するなどして、本来の動きができなくなってしまうのです。これを防ぐため冷却してエンジン自体の温度を下げる必要があります。この冷却方法が「空冷」と「水冷」です。

空冷エンジンはバイクで最もポピュラーな冷却方式です。ほとんどのバイクはクルマと違って、エンジンがボディにむき出しで取り付けられていることが多かったため、走ると直接エンジンに空気があたりエンジンを冷やすことができました。また、空気で効率よく冷やすためエンジンの表面にはフィンと呼ばれる狭い溝が連続してついています。これがバイクのエンジンの造形を特徴的なもとしていて、デザイン上でも大きな魅力となっています。

画像2: 【バイク無知ガールが教える?バイク用語】第16回:水冷 空冷

一方、水冷エンジンはその名の通りエンジンを水で冷却する方式です。これはエンジンの表面内側にウォータージャケットという隙間をもうけて、ポンプを使ってその中に水を循環させて冷却しています。水冷エンジンはエンジンをボデイが覆う構造になるクルマでは早くから一般的な方式でしたが、前述のようにエンジンが外気にさらされて走るバイクは、エンジン自体の構造が複雑になる水冷エンジンのメリットがあまりなく、空冷エンジンがずっと主流でした。ところがバイクの高性能化に伴いボディがカウルで覆われ、エンジンもそれまで以上に高出力になると、空冷ではその性能を実現することが難しくなり、空冷より冷却効果の高い水冷エンジンを採用するバイクがどんどん増えてゆきました。現在ではスーパースポーツと呼ばれるフルカウルの高性能バイクはほとんど水冷方式となっています。

ただ、バイクは高性能・高出力だけが魅力なわけではありません。カウルがついていないネイキッドタイプやアメリカンタイプでは、むき出しのエンジンの造形は全体のデザインとしてとても重要ですし、何より力強いエンジンが車体の中心にあるという基本的なスタイルは、今も昔もバイクの大きな魅力なのではないでしょうか。こうしたことから、空冷エンジンはこれからもバイクのエンジンの主流の座を水冷エンジンに譲ることはないのではと思います。

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