今、世界では電動モビリティのスタートアップが雨後の筍的に誕生しています。ポルトガルのAXIIS(アクシス)エンジニアリング・アートもそのなかのひとつで、彼らが得意とする高精度CNC加工技術を活かした電動スーパーモト、LIION(ライオン)を発表しました。
友人たち3人で、プレミアムバイクブランド確立に挑戦!!
AXIISエンジニアリング・アートは、プレミアムバイクブランドの確立を目指す3人の仲間たちによって2015年に設立された会社です。まず彼らはCNC(コンピューター数値制御機械加工)による高精度なアルミ削り出しを得意とし、その技術を活かしたオフロードバイク用のパッセンジャー・ペグ、ハンドルバークランプ、トリプルクランプ、ウインカー内蔵ハンドガードなどを製造し、世界70カ国のカスタマー相手に販売しました。
その間も彼らは電動スーパーモトであるLIIONの開発を進めていたのですが、先日ついに市販化に向けて、プレオーダーと投資家の支援を募ることを開始しました。確証はなくあくまで推察(苦笑)なのですが、彼らの社名のAXIISが"I"重ねなのと同様にLIIONが"I"重ね表記なのは、ライオンとLi-ion(リチウムイオン)のダブルミーニングなのかもしれません?
最高出力134馬力!! 最高速度は200km/h!! の高性能電動スーパーモト!
AXIIS LIIONのスペックについては、最高出力134hp、モータートルク240Nm、ホイールトルク720Nm、車重133kg、ホイールベース1,429mm、キャスター角25.9°、最高速度200km/h・・・などが明らかにされています。なおバッテリーについては12kWh・・・しか公表しておらず、システム電圧やモーターの仕様についても現時点では不明です。
このように、2EVのスーパーモトとしては現在最強レベルのスペックを持つLIIONですが、AXIISエンジニアリング・アートは現在LIIONの生産体制を整えている最中とのことで、現実に製品として市販化されるかどうかは世界からのプレオーダー、および投資家からの資金の集まり具合次第になるでしょう。3人のポルトガル人の「夢」が叶うことになるのかどうか・・・? 今後の動向に注目したいです!