量産公道車をベースに、多気筒化カスタムを得意とする英国の巨匠、アレン・ミルヤードさんが作った作品のひとつが、ホンダ・スーパーカブ系水平単気筒をVツインにした「SS100」です。こちらに紹介するビデオは、ミルヤードさんが自作Vツインを分解・組み立てする様子をおさめたものです。カブ系エンジンをVツイン化したい方には、きっとヒントになる要素が満載の"お宝動画"です!?
なるほど、カムトレインはこうなっていたのですね・・・
※A.ミルヤードさん作のSS100については、こちらの過去記事をご参照ください。
世界で最も多く作られた2輪車といえば、バイク好きなら誰もが知るホンダのスーパーカブシリーズです。1958年の初代モデル登場以降、4ストローク水平単気筒という基本は変えることなく、21世紀の今も作り続けられるスーパーカブシリーズは、カスタムの素材としても長年愛されたモデルです。
英国のカスタムの巨匠であるA.ミルヤードさんは、過去に50cc x 2 の「SS100」、そして90cc x 2 の「SS180」というカブ系エンジン搭載モデルを"Vツイン"化したカスタムバイクを製作しています。そして今回、自身のYouTubeチャンネルに、この興味深いVツインの内部を紹介するビデオを公開してくれました!
考えるは易し、実行するは難し!?
スーパーカブの車体はメインフレームがクランクケース上にあるので、なかなかVツインにするのは難しいですが、ベンリイSS系のTボーンフレームならばクランクケース上のスペースが比較的あるので、Vツイン化を試みることも可能になります。
実際、A.ミルヤードさん以外にもカブ系エンジンをVツインにした作例はいくつか存在します。しかし、こうやってその中身を見てみると着想を得るのは簡単だけど、実際にそれを行うのは技術的にいろいろ大変だな・・・ということがわかります。
カブ系エンジンの改造が好きで、いつかVツイン化したカスタムをしたい!! という方には、この9分9秒の動画は大いに参考になると思います。また、その気はなくとも、バイクいじりが好きな方ならこの動画は楽しめると思いますので、ぜひご覧になってください!