発売した途端に年間販売台数の3000台を超えて、4000台の販売店受注を受けたっていう超絶人気のADV150ですが……ちょっと待って! これ150ccだから維持費けっこうかかるんじゃない? 250ccみたいに1台でメインバイクにできるなら、それも良いとは思うのだけど……。

ADV150って『250ccバイク』と『原付二種/125cc』の良いトコ取り?

150ccのオートマチック車、ジャンルとしては『スクーター』に類するバイクが発売直後から爆発的な人気を獲得。

これってとても珍しいことだと思います。

だってね、そもそも150ccって排気量は、これまで『維持費なら原付二種125cc、それ以上の排気量なら250cc』ってことで中途半端!みたいな扱いをされてきてたんです。

しかも、ADV150は価格45万1000円(税込)でしょう?

決してお安い!とは言えないお値段でもあります。

ADV150は『常識』をひっくり返した?

ところが、ADV150ときたら、発売した途端に爆発人気!じゃないですか……

待て待て、どうしてこうなった?

これ125ccじゃないぞ? 車検はないけど任意保険とかけっこう高いぞ? と思うのですが、まず圧倒的な正義がこのADV150にはあることもわかっています。

みなさんもおわかりでしょう?

そうです……ADV150は

すげぇカッコいい!

のです(笑)

原付二種とか250cc/125ccとか、いろんな『枠』を飛び越えた

とりあえず維持費とか排気量のことは、一旦、外に置いておきましょう。

脳みそをリセット。

もっとシンプルに『高速道路に乗れて、燃費が良くて、今までにない超カッコいいバイク』が45万1000円で手に入ると考えてみると……

『あ……うん、これ買いだわ』

ってなる。

なるほどそういうことかっ!

自己完結しました(笑)

ADV150って、250ccと同じ『趣味バイク』の感覚かも?

小排気量150ccのスクーターっていう考え方をしちゃうと、125ccのほうが良くない?ってなるんですけど、たぶんこれが間違いの基ですね。

ADV150は排気量こそ150ccだけど、250ccを所有するのと同じく『趣味の感性』で選ぶバイクなのだと思い至りました。

ちなみに、シティコミューターとしての実力は折り紙付きみたいなもんです。

だってベースになっているのはPCX150ですから。

PCX150の街における無敵っぷりは、第18回でご報告したとおり。

乗ってビックリの『デキる男の賢い選択』的なバイクでした。

そこにアドベンチャーイメージが追加された。

つまりこれ『趣味性』が盛り込まれたってことですよね。

ってことは……ADV150の焦点は250ccクラスに引けを取らずに楽しめるか?ってことになる。

ようし、わかった。

それなら得意分野です。

ADV150がガチで楽しめるバイクなのか、やってみようじゃないですか!