超一流芸能メディア、THE Hollywood REPORTERの報道によると、世界ロードレースGP(現MotoGP)のレジェンドライダーのひとり、マイク・ヘイルウッドの1978年マン島TT制覇の物語を、オーストラリア出身のハリウッドスター、エリック・バナらが映画化する!! とのことです。

ヘイルウッドの未亡人と息子の"お墨付き"

報道によると、2001年の『ブラックホーク・ダウン』でハリウッドスターの仲間入りをし、2003年の『ハルク』でハリウッドムービー初主演をしたE.バナは、同郷の映画監督・脚本家・プロデューサーのロバート・コノリーと協力し、M.ヘイルウッドの物語を映画化する権利を獲得したそうです。

2009年、米トライベッカ映画祭で撮影されたE.バナのポートレート。1968年8月9日生まれ(51歳)のオーストラリア人俳優のバナは、2009年に自身の初の愛車である1974年型フォードXBファルコンハードトップとの、25年の歴史をテーマにしたドキュメンタリー作品「ラブ・ザ・ビースト」で監督デビューを果たしています。

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Love the Beast Trailer

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ヘイルウッドの映画の脚本執筆はバナ、そしてバナとコノリーが共同監督をし、ヘイルウッド役をバナが演じることになるそうです。なおヘイルウッド未亡人のポーリーンは息子のデビッドとともに、「モータースポーツへの計り知れない情熱と知識を持った俳優であるバナが、マイクのキャリアとライダーとしての実像を映画化してくれることを嬉しく思います」という声明を発表しています。

マイク・ヘイルウッドって何者? というナウなヤング(死語)は、こちらの過去記事をご参照ください!

ロードレース界のGOAT(グレイテスト・オブ・オール・タイム)と称されるマイク・ヘイルウッドは、偉大な業績をおさめた世界ロードレースGPのキャリアを1967年のホンダワークス撤退により休止することになります。その後4輪レースのキャリアをヘイルウッドは本格的にスタートさせますが、1974年のニュルブルクリンクのドイツGPで負った怪我が原因で、F1のキャリアに終止符を打つことになりました。

4輪レースから引退した後、ヘイルウッド一家はニュージーランドに移住しますが、友人の誘いでオーストラリアでの2輪レースイベントにヘイルウッドはドゥカティVツインで参加することになります。それをきっかけにヘイルウッドは過去12度制覇した経験を持つ、世界で最もプレステージ性の高い公道レース、マン島TTへのカムバックを考えるようになりました・・・。

1978年TT-F1クラスで、ドゥカティVツインを駆るM.ヘイルウッド。なおゼッケン12は、彼がマン島TTが世界ロードレースGPの一戦だった時代に、マン島TTであげた勝ち星の数にちなんで付けられたものです。

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最後のTT勝利は1967年・・・およそ10年ぶりのブランクがあるヘイルウッドが、再びマン島TTで勝つことができるのか・・・というのが、バナたちが作るヘイルウッド伝記映画のあらすじになるのでしょうね! 

同じ英国のレジェンドライダーであるバリー・シーンの映画「SHEENE」については、2016年にLawrenceがお伝えしましたが、その制作は遅々として進んでいないようですね・・・。一方、バナとコノリーはともに映画の世界での実績が豊かなコンビですから、ヘイルウッドの映画については完成しない・・・なんてことはないと思われます。ともあれ、公開日がいつになるかなどの続報を楽しみに待ちましょう!

"Mike The Bike" Hailwood - TT Legend - One Day In June - 1978 F1 Race

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