新型アフリカツイン最大の進化はどこに? というのは前編でお伝えしたとおり。ただ、それは核心である、というだけで他にも進化ラッシュは乱れ打ちなのです。見た目は似てるけど、要するに先代とは、もう別のバイクだと思ったほうが理解が早いかも?

新型アフリカツインはオフロードでこそ本領発揮?

PHOTO/アフリカツインHonda公式WEBページより

www.honda.co.jp

前編で新型アフリカツインの安定感の超アップに衝撃を受けました。

でもそこでチョット思うのが、いつもアフリカツインは『オフロードが真価!』と言われがちなところ。

それはそうなんでしょうけれど、上の写真みたいにウイリー!とかジャンプ!とか、ぶっちゃけますと『普通のライダーはあんまりやらない』と思うんですよ。

ボクの場合は相当条件が揃っていればチャレンジしてみてもいいケド……っていう極めて消極的なレベル。

バイク壊しそうだから、積極的にはやりたくない(笑)

だから一般的には、舗装された道路でのツーリングがメイン。

だけど冒険バイクだから、ちょっと荒れた簡易舗装の道とかは走ってみたい。

そのあたりが普通の感覚なのでは?と思ったりする訳です。

例えばこういう、荒れた舗装林道みたいなイメージ。

通常のロードスポーツじゃキツい……でも冒険バイクなんだから!って塩梅ですね。

なので、そういったシチュエーションに突撃してみましたが……

ヤバい。これヤバい。

電子制御サスがすごすぎ!!!

この時はカメラ担当のスタッフがバイクでついてきていたんですけど、そっちは純然たるオンロードバイク。

それに対してのアフリカツイン……なんの意識もしていないのに、直線でもコーナーでも、みるみる後続との差が開いていくんです。

スピードなんて出してません。普通に走っているだけ。

ボクとしてはちょっと凸凹だな……程度の気持ちでしたけど、伴走のバイクは暴れる車体を抑えるだけで必死だったそうです。

荒れた路面、狭い道幅、超タイトなヘアピンコーナー。

そんな状況下でも電子制御サスが乗り心地を確保してくれるから、ライダーは気持ち的に慌てることが一切ない。

加えて、今回はオートマチックDCTだったのが、これまた絶大な威力でした。

だってDCTはエンストしないもん。

フラつきやすい極低速で凸凹道のタイトターン。そんな最悪シチュエーションで絶対エンストしないっていうのは、ライダーの大きな自信につながります。

前編でも言った、新型ならではの高い安定感。そして電子制御サスのフレキシブルさ。トドメはDCTでいつだって平和そのものでした。

エグいシチュエーションを、そうと感じさせない。

新型アフリカツインは、確実に先代よりも冒険対応力の幅が広がっています。

あまりに平和すぎて刺激が足りないくらいだったので、簡易舗装の道の脇に伸びる謎のオフロードへ踏み込んでみたくなり、そのまま突撃。

その結果……

凸凹簡易舗装の道と何も変わらねぇ!?

いやむしろ明確に凸凹を感じた、さっきまでの簡易舗装のほうが緊張感があるくらい?

平坦なオフロードだと、あまりにも何も変化がありません。

先代アフリカツインだったら、もうちょっと『オフロードに入った感』があったけど、それがとにかく薄い。

うっかり未舗装路だってことを忘れそうなくらいです。

すごいわ、新型。

オフロードに対してビビる気持ちがアホらしくなるというのが正直な感想です……。

元プロライダーとかじゃない、ボクのような普通のライダーには、これだけ大きな車体でオフロードに突撃すること自体が、ある意味、恐怖です。

でもアフリカツインには上手い人が扱えばジャンプやウイリーも余裕でこなせる基本性能の高さがあって、新型はさらにその上限が上がった。

だから、それよりレベルの低いボクの走りなんて、アフリカツインには余裕すぎるってことなんでしょう。

バイクが守ってくれている。それを強く感じます。