欧州ミラノショーで発表されたばかりの新型Vストローム1050が、11月10日に行われた第5回Vストロームミーティング2019で日本初公開! いちばん『知りたかった部分』をエンジニアの人に聞いてみました! 実際に跨って足着きもチェック!そして、このデザインは誰が考えた?

新型Vストローム1050が緊急公開?

一度は台風で延期になったものの、第5回目となるVストロームミーティング2019が11月10日(日)にスズキ本社前にて開催されました。

公式発表前ですが今年の来場者は1100人オーバーだとか?

年々、勢いを増しているイベントです。

そんなイベントに開催直前でビッグニュース!

欧州ミラノショーで発表されたばかりの新型『Vストローム1050』がジャパンプレミアされることになったんです。

開会前からヴェールに包まれていた新型は……

社長自らイベントオリジナルTシャツを着て登場! こういう気さくさがスズキらしいですよね!

スズキ株式会社の代表取締役社長である鈴木俊宏氏の開会の挨拶と共に……

バシッとアンヴェール!

この瞬間の会場のどよめきはさすがでした。

そしてその後、しばらくは展示車には近寄れないほどの人だかりに(笑)

新型Vストローム1050の『ネオレトロ感』がヤバいと思ったら……

それもそのはず。新型Vストローム1050は、1988年に発売され「DR-BIG」として愛された往年の名機「DR750S」がモチーフになっているんです……

と思ったら!!!

DR-BIGの『生みの親』登場!?

デザインを担当したのはこちら、宮田さん。

なんとこの方、ズバリ当時DR-BIGのデザインをしたその人でした……

本人かよっ!?!?

そこは、ご本人様も言ってらっしゃいました。

『わたしがデザインしたから似ていて当然ですよねぇ(笑)』って。

はい、みなさん!

この新型Vストローム1050は見た目がDR-BIGっぽいっていうか、その生みの親がそのまま手掛けておりました!!!

これもう『〇〇っぽい』っていうレベルじゃないです(笑)

そしてBMWのGSシリーズに先駆けること5年。

オフロードバイクならではのエアロフォルムがあっていいんじゃないか?と考えた宮田さんは、今やアドベンチャーバイクのアイコンとなる「クチバシ」デザインを世界で最初に考えた人だったのです。

そのデザインを受け継いで現代スタイルに落とし込んだVストローム1050……なるほどVストローム1050のネオレトロ感の謎が解けました。

でも気になるのは「走り」です!

バイクはカッコいいことが命!のわたくしキタオカとしては、このデザインはもう最高です。

文句なし。

ボクは往年のDR-BIGを現役で知らない年齢なのですが、新型Vストローム1050のデザインは問答無用……

ゴツい!

デカい!!

なんか強そう!

正面から見た時のボリュームも相当あって武骨&タフの塊です。

歴史的な背景を抜きにしても、この『冒険ギア感』はひと目惚れするレベル。

そうしてスタイルに満足すると、やっぱり気になるのが……

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7馬力アップで何が変わる?

走りはどうなの?って部分ですよね!

それを「最も乗り込んだ人」に聞いてみました!