約2日間の船旅を終え、いよいよツアー参加者一行はロシア・ウラジオストクに上陸を果たしました! しかし通関の手続きがあるので、すぐにフェリーに乗船させたウラルサイドカーを引き取れるワケではないのですね・・・。引き取りまでの時間は、"日本から一番近いヨーロッパ"である国際都市ウラジオストク観光を楽しんじゃいましょう!

アドベンチャーの先輩たる、素敵なオジサマ2人との邂逅

ちょっと船上のオハナシを続けさせてください。今回、我々ウラル・ロシア・ライド一行の他にも、境港からフェリーに乗り物を積み込んだ日本人の方が2名いらっしゃりました。

オハナシを聞いてびっくり! なんとお2人は、私(宮﨑)の住む町の隣町にお住まいの方々だったのです! ・・・そのお2人、江頭廣一さんと谷宣夫さんは2013年にユーラシア大陸横断(19,000km)をしたのを皮切りに、夏のバカンス期は四駆で海外を走ることを常にしているという、筋金入りのアドバンチャーオジサマなのです!

左が谷さんのトヨタハイラックス、右が江頭さんのランドローバー・ディフェンダー。ちなみに谷さんはオートマ派、江頭さんはマニュアル派です! ©︎奥村純一

ウラル・ロシア・ライド一行は境港からウラジオストクまで乗り物を運ぶのは初体験なので、各種手続きはどうしよう・・・というカンジで、震える子羊? 状態だったのですが、このルートでロシアやモンゴルなどを何度も走られたお2人からの、ロシアの道を走るために必要な知識などの各種アドバイスは、めっちゃ参考になりました! どうもありがとうございました!

谷さん(左)と江頭さん。心地良い風に吹かれながら、フェリー船上で酒盛りをエンジョイ。四駆好きのお2人は、国内を走り尽くした! ということで、ロシアやモンゴルやオーストラリアなど、さまざまな国にアドベンチャーライドを満喫するようになったとか。こんな風に趣味に全力投入するオジサマたちって、素敵ですよね! ©︎奥村純一

約2日間の船旅の目的地、ウラジオストクの港に到着! 手前に見えるのは、ロシアの軍艦です!

いざ上陸! ウラジオストクへ!

そして船旅の終着地に着いた、我らウラル・ロシア・ライド参加者一行! 最初に我々がやるべきことは通関なのですが、審査の都合で船が着いたその日に預けた車両を引き取れるワケではありません・・・。

ということで、時間の有効活用!? で8月5日はヨーロッパの極東の玄関口でもある、国際都市ウラジオストク観光を楽しみました。

軍港としての歴史も長いウラジオストクですから、ミリタリー系の観光史跡が多いのが特徴のひとつです。こちらはコラベリナヤ海岸通りに展示されているディーゼル・エレクトリックエンジン方式のC-56潜水艦ですが、その内部が博物館になっているのです! ©︎奥村純一

潜水艦の中がどのような構造になっているのか、つぶさに観察できるのはミリタリー好き&メカ好きには"白メシ3杯"モノですね! ©︎奥村純一

ナゾの戦車。まさに"豆タン"というカンジです。

ウラジオストクはロシアにおける柔道発祥の地でもあります。1914年、講道館創始者の嘉納治五郎は、ロシア人初の弟子であるワシーリー・コシチェプコフを指導。1917年にはウラジオストクスポーツ協会のビルディング内で、第一回国際大会が開催されたとのことです。

夜は評判のロシア料理のお店、「Gus Karas」で舌鼓を打ちました。こちらは海藻とビーツのサラダ。ロシア料理は日本人の口にも合うので、食事のことで不満を覚えることはないでしょう。

そして・・・通関です!

到着の翌日の8月6日・・・通関の事務所でウラルサイドカーを引き取るための手続きを午前中しました!

ロシア美人のコーディーネーターの指示どおりに、たくさんの書類にサインをしていきます。ひたすら、ほとんどすべての紙にサインをしていく・・・というノリ? でした(笑)。 ©︎奥村純一

こちらが船で運んだウラルサイドカーにつけるナンバープレートと、国籍を示す「J」のデカールです。©︎奥村純一

URAL RUSSIAN RIDE 2019 part.3

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なんとか無事に、堀内さんと堀田さんのウラルサイドカーはウラジオストクの公道デビューを果たしました・・・。しかし、ウラルジャパンCEOのブラドさんの車両は・・・? ©︎奥村純一

堀内さんと堀田さんは、無事通関を終えて愛車とのウラジオストクでの再会を果たしましたが、ブラドさんのウラルは・・・ちょっと問題が発生してこの日のうちには引き取れませんでした。波乱の旅? を予感させる・・・最初のトラブルのひとつがコレだったのです・・・。 (続く)

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