スーパーGT GT500クラスのディフェンディングチャンピオンとなる#1(カーNo.1)のRAYBRIG NSX-GTを筆頭に2019年シーズンも順調なスタートを切ったように見えるホンダ陣営だが、その戦闘力はどうなっているのだろうか。(写真:井上雅行)

ホンダにとって重要なファクターとは

では、ホンダが今年タイトルを防衛するために重要なファクターはなにだろうか? 引き続き佐伯LPLに訊ねた。「タイヤチョイスの影響はやはり大きいと思います。それも『どのタイヤメーカーが優れているか?』というシンプルな話ではなく、『同じタイヤメーカーでもどんなスペックのタイヤを選んだか?』がより重要になるでしょう。そういう意味では、今後も正しいタイヤチョイスをしていくことがタイトルを狙う上では重要だと考えています」

最後に、佐伯LPLにタイトル防衛に向けた手応えを語ってもらった。「開幕戦と第2戦の成績を見ると、去年に比べてニッサン勢の競争力が大幅に向上したことが印象に残っています。いっぽうで、われわれは狙っていた開発目標をほぼ達成したと捉えています。おそらく、去年のように暑い時期のパフォーマンスを妥協したマシンでは、今年のタイトル防衛は覚束なかったでしょう。あとは、もしもシーズン前半に大きくポイントを稼ぐメーカーが現れたら、自分たちはシーズン中盤以降にしっかりとポイントを稼いで追いついていかないといけません。それさえできれば、きっとシーズン終盤までいい勝負ができると思います」

ホンダ陣営の活躍を期待したい。

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