火の玉カラーのタンクに傷を発見し、純正カラーの補修ができる工場が見つかるまでZ1の黒い外装をお借りしている我がゼッツー。
猛々しさを増した排気音?
もちろん100%気のせいだが、この姿になって以来、排気音がより荒く猛々しくなったような笑。人間はどこまでも都合よくできている。
まあショートカットの恋人がしばらくロングのウィッグやエクステを着けたら、こんな気分になるのではないかと思う。
もしくは、美しい姉に借りたドレスに身を包み、少し大人びたメイクを施した恋人を見るような思いか。イメチェンした相棒の姿にときめくのは、どこか背徳的な刺激なのである。
思いもかけず忙しい3連休。黒いカワサキに触れる時間が欲しい。
2019年2/9-11は三連休。東京もわずかながらに降雪があるほどに寒いうえに、なぜかなにかと用事に追われてしまい、なかなかバイクにまたがる時間が取れずに終わりそうだ。
それでも隙間時間に黒いカワサキを動かすことには、ストイックな快感がある。
一発でかかる空冷4気筒。多少のボアアップはしてあるとはいえ、本物のZ1(903cc)には届かない僕のZIIは、車体を小刻みに震わせながら精一杯太いエンジン音を響かせる。
寒風の中、どこまでもこいつに乗りたい。カラダが凍えて痺れ切るまで。