現在、マン島TT通算勝利数で歴代3位につけるマイケル・ダンロップが、今年も昨年同様にTyco BMWのS1000RRでマン島TTに参戦することを表明しました。今年はどれだけ通算勝利数記録を伸ばすことができるのか・・・注目です!

昨年の雪辱を晴らせるか?

2018年のマン島TTでM.ダンロップはスーパーバイクTT、スーパースポーツTT1、そしてライトウェイトTTで勝利を記録し、通算勝利数を叔父のジョイ・ダンロップ(26勝)、現役最多勝のジョン・マクギネス(23勝)に続く18勝まで伸ばしました。

2018年5月のノースウェスト200をBMW S1000RRで走るM.ダンロップ。この年彼は、BMWでマン島TTなどのリアルロードレーシングを戦いました。

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しかし、プレミアクラスのセニアTT、そしてスーパーストックTTでは同じくBMWに乗るライバルのピーター・ヒックマンに勝利を譲ることになりました。ヒックマンはマン島TT最速ラップを塗り替え2018年TTの主役になりましたが、その座をM.ダンロップが奪還できるのか! 注目したいです。

兄の死を乗り越えて走り続ける!

昨年M.ダンロップは、M.ダンロップ同様リアルロードレーシングを戦う兄、ウィリアムを事故で失いました。

叔父のジョイ、父のロバート、そして兄ウィリアムを、リアルロードレーシングでの事故で失うことになったダンロップ家ですが、マイケルは走り続けることを選択しています。死と隣り合わせのリアルロードレーシングに対する賛否は様々ですが、ひとりの男の生き様をかけた選択として尊重し、彼のこれからの活躍と無事を祈り続けたいと思います。

有力なBMW系チーム、Tyco BMWとTASレーシングの組み合わせという体制で、2019年のマン島TTをM.ダンロップは戦います。

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近年、最強のリアルロードレーシング用バイクとして名高いBMW S1000RRですが、新型となったS1000RRとダンロップがどのようなパフォーマンスを披露するのか、非常に気になります。もちろん、同じBMWユーザーのライバルたちも新型を使用するでしょうから、昨年以上のレコードラッシュぶりな大会になるかもしれませんね・・・。

5月25日から6月7日までの期間開催される今年のTTを、楽しみにしましょう!