前後サスペンションのオーバーホールをしたおかげでR1200GSへの愛が止まりません。そして『どうせならタイヤも替えよう!』と思っていた矢先、素晴らしきタイミングで、ミシュランさんより新型“ANAKEE ADVENTURE”の試乗会にお呼ばれする幸運に恵まれました!

パイロットロード4を4年間使いました。

2004年から乗っているR1200GSのオイルだだ漏れ状態サスペンションから復活したのが先月のこと。

なんだかもう嬉しくなっちゃって、乗る頻度が増えまくりでした。

そうなると「もっと良くしたい!」と思うのが、やっぱり人情ですよね……で、タイヤも交換しよう!って思ってたんですよ。

今まで履いていたのはミシュランのパイロット ロード4 トレイルです。

このタイヤを履いたのは4年前。

本当に、心の底から感動しました。

いきなり自分のライディングスキルが上がったと勘違いできます(笑)

これを知ってからは友達に「タイヤは何がいい?」って聞かれたら「パイロット ロード4だ!」って即座に答えてました。

それが今ではロード5に進化しているので、次はロード5一択だ!と思っていたんです。

しかし……!

何ともタイムリーに、来年春から発売予定の新型アドベンチャータイヤ「ANAKEE ADVENTURE」の試乗会に招かれたのです。

本当に本当に、ロード5にしようと思ってたんです。

でも、このタイヤ……見た目が超カッコいい!!!

オフロードっぽい。ゴツい。なんか強そう。

完全に見た目が理由で、ANAKEE ADVENTUREを履いてみることにしました。

走る前から満足度が高いです。冒険バイクっぽい雰囲気が溢れ出ます。

タイヤだってカッコいいほうが良いですよね? ね!?

試乗会場は栃木県のテストコース

ここまで普通に高速道路を走ってきましたけど、ゴツい見た目なのにロードノイズが少ないことに驚きました。

長距離を走る人にはノイズってけっこう重要ですよね。疲れかたが違ってきます。

そして周回路を走行。

見通しは良いですが、それ以外はほとんど峠道のようなレイアウトです。

ANAKEE ADVENTUREはまずパイロットロード4に比べて、ハンドリングが穏やかなフィーリングになります。

冒険バイクらしい鷹揚さがあります。

ロード5が完全に舗装路専用。それに対してANAKEE ADVENTUREはオンロード80%/オフロード20%というポジショニングになってます。

ここでまず感じたこと。

ロード4だけで、ロード5は実際に履いたことはないですが、おそらく「完全に舗装路しか走らない人にはロード5がおすすめだろう」ということです。

走るステージがアスファルト限定ならば、それ専用の設計のタイヤのほうが優れているのは当然ですから。

それと言うのも、純粋なロードタイヤであるロード4から履き替えた直後だったため、オフロード想定のタイヤのフィーリングにすこし戸惑ったんです。

慣れるまでは、かなり慎重に探りつつ走っていました。

フロントにちゃんと荷重してから、コーナーに入ることが重要。

今までのロード4よりも、各動作にすこし「間」を作ってやる。

このタイミングの取り方を身体が覚えれば、後は快適なものでした。

特に良かったのが後輪に採用された独自技術「2CT+」による剛性感。

スロットルオンの加速態勢で、後輪は純粋なロードタイヤかと思うほどに頼れる走りができます!

さすがテストコース!? の未体験ゾーン

その後に走ったのがウェット路面コース。

これ、実際走ると、けっこう怖いんですよ。

ライダーとしては水でできた鏡の上を走るような気持ちになります……

水面は穏やかなんですが、水量自体はそこそこあるんです。

そこでパイロンスラロームって(笑)

でも、走っているとだんだん「けっこう平気だな」⇒「まだ余裕あるな」⇒「もうちょっとイケるな」となります。

ANAKEE ADVENTUREのウェット性能、かなり良い。

濡れた路面でも、自然に、すごくリラックスして走れるんです。

もうひとつ言うとスラロームで自信が持てたので、思い切ってウェット路面のブレーキテストもできました(笑)

あとは恐怖のすり鉢「高速周回路」です。

バンクに進入していくときは壁に向かって突進! という気分。

でもそういう高速域でもANAKEE ADVENTUREは安定感あります。

ヨレなどはまったくありません。

軽く100kmオーバーの状態でも、素直にスウッと、思い通りに動いてくれました。

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