鈴鹿サーキットに遊園地=モートピアがあることは日本国民なら誰も知っている常識ですが(←バイク好きにありがちな思い込み?)、来たる3月21日(木・祝)、そのモートピアに「新しい4つのバイクチャレンジ」をテーマにしたアトラクションが新装オープンするそうです! その内容は一体どのようなモノなのでしょうか? (*タイトル写真は、かつての「自動車遊園地」のモノです。念のため?)

新規オープン&リニューアルされる4つのアトラクション!

鈴鹿サーキットの公式ウェブに紹介されている内容を見ると、4つの新アトラクションの内容はいずれも専用バイクを使ったモノのようです。

新登場! MOTO FIGHTER モトファイター

お子さまから大人まで、本気になってタイムアタックが楽しめるレーシングバイク。
S字やヘアピンなどのF1日本GPや鈴鹿8耐を開催する国際レーシングコースの特徴を取り入れたコースをアクセルワークや体重移動を駆使して走り抜け!
最速のラップタイムを目指そう!

料金 :700円/1名 ※ゆうえんちモートピアパスポート使用可能 定員:1名 利用条件:小学3年生以上 5才以上で「キッズバイク トレーニング」にてAライセンスを取得 場所:GPフィールド 最高速度:約15km/時速 コース全長:210m

新登場! ACRO BIKE アクロバイク

鈴鹿サーキット初の立体的なオフロードコースをオリジナルのモトクロスバイクに乗ってチャレンジ。デコボコ道や1本橋といった様々な難関セクションのクリアを目指そう!

料金:600円/1名 ※ゆうえんちモートピアパスポート使用可能 定員:1名 利用条件:小学3年生以上 6才以上で「キッズバイク トレーニング」にてAライセンスを取得 場所:ピピラのモトフィールド 最高速度:約10km/時速 コース全長:190m

リニューアル! KIDS BIKE TRAINING キッズバイクトレーニング

スタッフのサポートのもと安心してお子さまが自分一人でバイクに乗れる人気のアトラクション「キッズバイク」が、より上手にバイクを乗りこなす練習ができる環境に生まれ変わり登場。“止まれ”や“スラローム”などのセクションをクリアすると達成の証「A級ライセンスカード」がもらえるよ。

料金:500円/1名 ※ゆうえんちモートピアパスポート使用可能 定員:1名 利用条件:3歳~小学生までの、補助輪なしで自転車に乗れるお子さま 場所:ピピラのモトフィールド 最高速度:約5km/時速 コース全長:48m

リニューアル! PINKY BIKE + ピンキーバイク プラス

アクセルやブレーキ入門編など、バイク特有の操作を楽しみながら体感できるアトラクション「ピンキーバイク」にお子さまが初めてのバイクにチャレンジする姿を思い出に残していただけるよう、フォトエリアが登場します。

料金:300円/1名 ※ゆうえんちモートピアパスポート使用可能 定員:1名 利用条件:3歳~ 場所:ピピラのモトフィールド 最高速度:約5km/時速 コース全長:48m

新しく登場した「モトファイター」はロードレース、「アクロバイク」はモトクロスをモチーフにしたアトラクションですね。そして既存アトラクションのリニューアルとなる「キッズバイクトレーニング」と「ピンキーバイク プラス」は前出の2つより、もっと低年齢のお子様を対象にしたものです。

これら4つのアトラクションは、アクセルやブレーキが実際のバイクと同様に取り付けられている
本格的な乗り物ですが小さな子供にも扱いやすいように軽量設計されており、安心・安全に楽しめるように独自開発されたものとのこと。

またそれぞれのコースは、路面が柔らかいゴム舗装路面を使用。また乗車に際しては、肘、膝にサポーターの着用とヘルメットを装着させることで、安全面に配慮しております。

将来のライダー誕生のきっかけになることを期待!

古いハナシになりますが、そもそも鈴鹿サーキットのモートピアのルーツは、1963年1月に完成した「自動車遊園地」にあります。

当時ホンダは、全国各地に「◯◯テック」を開設していました。これはバイクユーザーに走る場所を提供し、ルールとテクニックを学んでもらう施設として企画されたもので、奈良県の生駒テック、東京の多摩テックなど、全国各地に展開されたものです。

当時、生駒テックや多摩テック、そして鈴鹿サーキットの自動車遊園地では、“エンジン付きの乗りもの”が人気を博しました。写真の多摩テックのミニバイクは、後に公道用モデル「ホンダ モンキー」として発展することになります。

www.honda.co.jp

生駒テック、多摩テック、そして鈴鹿サーキットには、子どもたちにバイクやエンジンの楽しさに触れてもらえる「自動車遊園地」が併設されました。子供たちの技術への関心や、健全なスポーツとしてモータースポーツへの関心を高めるこれらの試みは、テック構想や鈴鹿サーキット開設の大きな目的のひとつだったのです。

今回モートピアに新装オープンする4つのアトラクションが、テック構想や鈴鹿サーキット開設時の「原点回帰」的な効果・・・子供たちにバイクの楽しさを知ってもらう・・・そのきっかけになるといいですね! 来年3月のオープンを、楽しみに待ちましょう!