ありえない。みなさんはご存知だろうか? 11月下旬に発売された最新NC750SはグリップヒーターだけでなくETC2.0まで標準装備して税抜だと69万円~だということ! 実質8万円くらいのパーツが標準装備って、ちょっと攻めすぎじゃないか!?

1ミリも他の追随を許さない

突き抜けた……そう思いました。

ホンダの大型バイクNC750Sが11月に『ETC2.0を標準装備して発売』となったのです。

NC750Sといえば今年2018年の4月に全車ABS標準装備となったばかり。この時点でも既にグリップヒーターは標準装備でした。

ところで、みなさん知ってます?

NC750S用のホンダ純正ETC車載器ってお値段にするとアタッチメント類を含めて4万2444円なんです。

取りつけ工賃を含めたら5万円は確実に超えますね。

しかも上のリンクのETC車載器はETC2.0じゃないやつです。

そこに、さらに……

NC750Sじゃない別車種だけど、参考用にVFR1200F用のスポーツグリップヒーターがアタッチメント類を込みだと2万7756円。

こっちも取りつけ工賃を入れたら3万円は軽く超えますね。

ちなみにアクセサリーパーツじゃないけど、ABSに関しては

大人気のレブル250を参考にすると、ABS装着/非装着で価格差は4万7000円です。

上の3つ、低く見積もっても合計でざっくり13万円くらいにはなる。

NC750Sはそれらが全部、標準装備で税込74万5000円~なのです!

ブラック×ブルーのツートーンカラーは76万1400円です!

アリエナイ……同じミドルクラスの排気量で他メーカーと比べても圧倒的すぎる。

販売価格は似たような印象のバイクもありますが、装備品をよーく見たら全然違います。

だってETCもABSも必要でしょう? それにグリップヒーター最高だよ?

最近はバイクの値段が高いなんて言われがちですけど、ホンダは……NC750Sは本当にヤバいです(笑)

バイクとして文句なし

だからって、乗ってみて性能的に不満があるとか、まるでナシ。

NC750XやX-ADVにも搭載される排気量745ccのエンジンは熟成を重ねて、とても良いエンジンに成長しています

ゆっくり走るときの豊かなフィーリングなんて、本当に心地良いんですよ?

しかも燃費性能まで最強クラスですからね!

そのNC750Sで軽く走りに行ってきました。

もう寒いですよね、12月も半ばだし。

でもボク、冬に走るのってけっこう好きなんです。

なんていうか冬って、空気が澄んでて景色が澄みわたるじゃないですか?

それに、さっきも書いたグリップヒーターがあります。

もはや手だけ温泉状態ですよ。特にホンダ純正のスポーツグリップヒーターは温かくなるのがすごく早い。

冬は指先が痛いなんて、もう昔の話ですね……。

それとけっこう驚いたのがヘッドライトの上に、ちょこんと装着されている小型ウインドスクリーンです。

スタイル重視?だと思ってましたけど、これ、けっこう効いてます。

神奈川県のシーサイドロード『西湘バイパス』を走って、実感しました。

小振りなウインドスクリーンだけど、首の根本あたりまでの走行風はカットしてくれます。

それで何が違うってライディングジャケットのファスナーから入る風の侵入がかなり抑えられるんです。

お洒落装備の一環かと思っていましたけど、さすがホンダ……と感心しました。

それにしても西湘バイパスって、これから季節の「今日はあったかいから、ちょっと走ってくるか!」と思った時に最高のスポットですね。

海沿いで温かいし、なにより景色が綺麗!

冬でも日差しがあれば、ほっこりできること間違いありません。

みなさん、冬に走りに行く場所に迷ったら西湘バイパスがオススメですよ!?

久しぶりに走ったんですけど、こんな良い場所だったか?と驚きましたもん。

NC750Xと何が違う?

ちょっと脱線しましたけど、NC750Sの話に戻ります。

この後、西湘バイパスを抜けて、箱根ターンパイクを目指しました。

ここを目指した理由はNC750Xとの違いを感じるため

このすごろく連載で真夏の8月に乗った時に感動したバイクです。

ちなみにNC750Xも11月に刷新され、なんとトラクションコントロールが全車標準装備になりました。

お値段はMT車だと81万9000円。今回のNC750Sの兄弟車です。

そして兄弟らしく大型バイクのコスパでは二大巨頭と言えます。

それで本題。

NC750XとNC750S。どう違うか?

それは主にハンドリングでした。

CB400SFとCB400SBの違い、もっとわかりやすいのはCB1300SFとCB1300SBの違い。

その関係に酷似しています。

>>>NC750Xとの走りの違いは?>>>