2018年11月17日に行われたWTCRマカオGP。今年はWTCRに変わって初年度ですが、ハイレベルで予測不能の喧嘩バトルを見せてくれました。そんなWTCRも今回が最終戦!マカオ、ギアサーキットで行われたレース1はどうなったのでしょうか?

「マカオマイスター」ハフがポールポジション獲得!

レース1の予選では市街地、そしてマカオで圧倒的な強さを誇るロブ・ハフ(Sébastien Loeb Racing)がポールポジションを獲得しました。ハフはWTCC時代を含め、このマカオでポールポジション8回、9勝をマークしています。今回10勝目を飾れるでしょうか。2位にはエスティバン・グエリエリ(ALL-INKL.COM Münnich Motorsport)、3位にランキング2位のイバン・ミューラー(YMR)が入りました。ランキングトップのガブリエル・タルキーニ(BRC Racing Team)は予選7位から上位進出を狙います。

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予選結果

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ベルネが今季4勝目をマーク!ミューラーがタルキーニとの差を7ポイント縮める

決勝レースは2番グリッドのミューラーが好スタートでトップに浮上!タルキーニも7位から4位までジャンプアップに成功します。マンダリンでスピードに乗るジャン・カール・ベルネ(Audi Sport Leopard Lukoil Team)が2位に浮上します。

後方ではリスボアでメディ・ベナーニ(Sébastien Loeb Racing)、フレデリック・バービッシュ(Audi Sport Team Comtoyou)、ケビン・チェコン(Team Mulsanne)がクラッシュしコースを塞いでしまい、SC(セーフティーカー)が出動します。

3周目にレースがリスタートされ、その直後のマンダリンでベルネがミューラーをオーバーテイク!トップに躍り出ます。

4位に上がったタルキーニでしたが、リスクを回避するために4位を単独走行、5位にはチームメイトのノルベルト・ミケリス(BRC Racing Team)がつけているため、後続とのリスクも回避することに成功しました。

ベルネ、ミューラー、ハフのトップ3バトルが激しくなる中、後方でゴードン・シェデン(Audi Sport Leopard Lukoil Team)が単独でクラッシュしコースを完全に塞いでしまいました。これにより赤旗が出され、レースは中断されました。

レースは7周目からリスタートされ、トップ3は激しくバトルを繰り広げるも順位は変わらずそのままチェッカー!

優勝はベルネ、今季4勝目をあげました。ランキング3位のテッド・ビョーク(YMR)が11位に終わったため、ベルネがランキング3位に浮上しました。2位にはミューラー、3位にハフが入りました。

ランキングトップのタルキーニは大きな4位をゲット。翌日のレースは2つとも予選14位からと、かなり厳しい展開が予想され、この4位はタルキーニにとって大切なレース結果となりました。

決勝結果

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これでランキングは1位タルキーニ305ポイント、2位ミューラー272ポイント、3位ベルネ245ポイントとなりました。レース2、レース3でタルキーニがどれだけ追い上げることができるかで勝敗が決まります。56歳タルキーニと49歳ミューラーの大ベテラン同士のチャンピオン争い、WTCR初代王者に輝くのはどちらなのでしょうか?