2018年11月17日に行われたマカオGP GT ワールドカップ。毎年激しい戦いが繰り広げられ、去年はほぼ全車が多重クラッシュし話題になりました。今回はどのようなレースだったのでしょうか?まずは土曜日の予選レースを振り返ります。

予選はマルチェッロがポールポジションを獲得!19年ぶりのマカオとなる松田次生は最後尾からのスタート。

予選ではアウディR8を駆るロビン・フラインス(Audi Sport Team WRT Speedstar)のクラッシュと波乱がありましたが、BMWのアウグスト・ファーファス(BMW Team Shnizer)が一番時計を記録。しかし予選終了間近、メルセデスのラファエル・マルチェッロ(Mercedes-AMG Team GruppeM Racing)がタイムを更新しポールポジションを獲得しました。

2位にはファーファス、3位にマーロ・エンゲル(Mercedes-AMG Team GruppeM Racing)が入りました。マカオの絶対王者であるエドアルド・モルタラ(Mercedes-AMG Team GruppeM Racing)が4位につけ、今年も優勝を目指します。

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1999年以来のマカオGP参戦となる日産の松田次生(KCMG)はトラブルもあり最後尾からのスタートとなりました。

予選結果

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ファーファスがレースを支配し決勝のポールポジション獲得!

ローリングスタートで行われるGT Cupですが、フォーメーションラップでいきなりハプニング発生!最後尾からの追い上げが期待されていた松田のマシンがグリッド上でストップしピットに戻されてしまいました。明日の決勝レースでの走りに期待したいところです。

好スタートを切ったのは2番手スタートのファーファス、見事なライン取りで先頭に躍り出ます。スタート直後のマンダリンで4位のモルタラと5位のローレンス・ヴァンドール(Audi Sport Team WRT Speedstar)が接触し、ヴァンドールが激しくクラッシュ!いきなりSC(セーフティーカー)出動となりました。

3周目にレースがリスタートし、トップのファーファスがリードを築いていきます。2014年、15年のマカオGT Cupウィナーのエンゲルとマカオ通算6勝のモルタラという実力者同士のバトルとなりました。

2位のマルチェッロはレース終盤ファステストラップを刻むもトップのファーファスもマルチェッロと同じようなタイムでギャップをキープし続けます。

結局2位以下に大きく差をつけたファーファスが独走し予選レースを制しました。2位にはマルチェロ、3位にエンゲルが入りました。

毎年予選レースから激しいレースが展開されたGT Cupですが、今回は決勝のためにおとなしいレースとなりました。明日は全車全開で走ってくるので明日の決勝が楽しみです。そしてBMWがマカオGT Cup初制覇となるのか、そして松田次生の決勝の走りにも期待です。

決勝結果

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