カート選手は実際に走ったら速いけどシミュレーターは遅い? シミュレーターなら誰にも負けないけど、実祭に走ったら実は遅いかも? シミュレーターで速く走れるようになるとサーキットでも速く走れるのか? こんな疑問の答えがついに出る。

ファイナルの舞台は富士スピードウェイ

2018年6月より日本各地のカート、シミュレーター施設で一次予選を開催してきた「DUAL ATTACK(デュアルアタック)Supported by TOYOTA GAZOO Racing 2018」だが、勝ち抜いた選手たちによる二次予選が9月に東西2会場で開催され24名のファイナリストがついに決まった。

全国のカート場で予選が行われた。

シミュレーター部門からも12名のファイナリストが選ばれた。

ファイナルの舞台となるのは、11月25日(日)富士スピードウェイで開催される「TOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL 2018(トヨタ ガズーレーシング フェスティバル)」内の特設会場である。

ファイナル24名の中には4名の女性も

ここでカート競技代表12名(東日本大会から6名、西日本大会から6名)、シミュレーター競技代表12名(東日本大会から6名、西日本大会から6名)が一気に集結。カートとシミュレーター両種目を行い、リアル(カート)とヴァーチャル(シミュレーター)両方速い、日本一のデュアルレーサーが決定する。なおファイナリスト24名に中には4名の女性も含まれいる。その活躍にも大いに注目だ。

ちなみにファイナルに先立ち、ファイナリスト24名は「『TGR Driving experience』TGRドライバーによる特別レッスン」〔10/31(水)筑波サーキットにて開催〕を受講している。このレッスンはTOYOTA GAZOO Racing の協力で今年初めて実現したもので、ファイナリスト24名のためだけに筑波サーキットコース1000/2000 を使用して行われた。

女性レーサー佐藤久実さんもファイナリストを指導

講師は影山正彦氏やMotor Magazine誌でも執筆中のレーシングドライバーであり女性自動車ジーナリストでもある佐藤久実さん、松井孝允氏、蒲生尚弥氏、吉田広樹氏という豪華な顔ぶれで、座学・2つのコーナーを使用した反復練習、そしてサーキット走行(先導/フリー)を組み合わせたプログラムを通して、ドライビングポジションからタイヤの使い方、コーナリングの基礎(止める・曲げる・走る)まで、直接指導を受けた。

またプログラム最後には、講師陣がドライビングするレクサスIS F に同乗、ナビシートでトップドライバーの運転スキルを“体感”、ファイナリストはその違いに大きな刺激を受けていた。

11月25日、 日本一のデュアルレーサーとなるのは誰なのか。これは見逃せない!

■DUAL ATTACKÄb0(デュアルアタック)とはレンタルカートとレーシングシミュレーターを融合させた競技フォーマットで、日本一の“デュアルレーサー”を決定する大会として2017年にスタート。観戦や試乗体験だけでなく、実際に競技に参加する機会を創出し、参加型モータースポーツの楽しみをひとりでも多くの人に届け、モータースポーツファン育成を目的にしている。

■DUAL ATTACK(デュアルアタック)のファイナリスト24名
石栗和春(シティカート)/岸本喬仁(新千歳モーターランド)/榊原裕也(ハーバーサーキット)/土井諭志(サーキット秋ケ瀬)/西村秀樹(FALCO)/翁長実希(FALCO)/藤井亮輔(幸田サーキットYRP桐山)/富川和紀(ナチュラルサーキット)/新村拓也(Sunpu Marina Karting)/水田桂裕(幸田サーキットYRP桐山)/新宅直之(舞洲インフィニティサーキット)/奥澤栞菜(メガ耐九州)/高橋拓也(D.D.R AKIBA本店)/原田吉樹(D.D.R. AKIBA本店)/藤巻貴秀(REAL DRIVE)/廣瀬智輝((D.D.R. AKIBA本店)/原田健太(レーシングシミュレーターショップREAL DRIVE)/西村果菜子(D.D.R.池袋店)福田遼(VERSUS)/井上翔太郎(D-BASE)/浅野力哉(VERSUS)/谷川優(GR Garage ASAHI)/柴田遼(D.D.R.名古屋店)/原田こゆき(VERSUS)