連載【ゴールドウイングの系譜】。今回は3代目 GL1200の紹介だ。排気量アップによる走りの余裕ももちろんだが、ツアラーとしての快適装備の充実に目をみはる。

ホンダの最大排気量車として燦然と輝く「GOLDWING」。日本の歴史に大型スポーツツアラーという新しいジャンルを築き、発売開始から40年以上という長い歴史を持つバイクである。
この連載では、アスリートのように鍛え上げられ、力強くシャープな「GOLDWING」の生い立ちから現在までを紹介していく。

連載【ゴールドウイングの系譜Vol.2】はこちらから

●水冷4ストOHC2バルブ水平対向4気筒●1182㏄●94PS/7000rpm●10.7㎏-m/5500rpm●330㎏●22L●780㎜●130/90H16・150/90H15

3代目 GL1200 (1984)

排気量を更に100cc増加して1,200ccとなる。パワーもトルクも大きくアップしたが、発生回転数は低下して扱いやすさは大幅に向上した。同時に車体にも改良を加えて大型車ながらクイックな運動性能も追求した。

エンジンを1,182㏄まで拡大し、スムーズさと低回転域からの力強い加速を実現。

アスペンケードのメーター周り。オーディオやインターコムの装備、メーターのデジタル化など最先端を強く感じさせる。

左右パニアケースに加えてトップケースも装備して、かなりの荷物を安全に運ぶことができる。

最上級モデルのアスペンケードは、カセット付きオーディオやインターコムを標準装備。写真は1986年型。

お次は4代目! 次回もお楽しみに。