今年のマン島クラシックTTでは、怪我から復帰したジョン・マクギネス がセニアクラスで見事な復活勝利を披露しました。こちらはそのときのオンボード映像です。1960年代の基本設計を踏襲する500cc2気筒マシンでこの速さ・・・脅威です!
本職のTTコースでは、やはり水を得た魚ですね!
先日行われたグッドウッド・リバイバルでは、マンクスノートンに乗るマクギネスはトロイ・コーサーが駆るBMW R57コンプレッサーに、バリー・シーン・メモリアル・トロフィーのレース2で負けちゃいました(レース1ではしっかりグレン・イングリッシュとのコンビで優勝しましたけど)。
やっぱりTT現役最多勝で、リアルロードレーシング(公道レース)育ちのマクギネス は、TTコースのような公道コースの走りのほうが絵になるような気がするのは私だけでしょうか? 今回紹介するのは今年のセニアクラシックTTでの走りの動画ですが、平均110mph≒176km/hラップをバンバンだしてしまうのは、驚きのひとことです!
4ストロークDOHC2気筒500ccのパトンは、1960〜1970年代に活躍したイタリアのGPマシンですが、半世紀前の基本設計のマシンがこんなスピードで走れるなんてスゴイですよね。
今年のTTでは、マイケル・ダンロップがカワサキ2気筒(650cc)を搭載するパトンS1-Rで120.601mph(194.088km/h)というレースレコードを出しましたが、マクギネスとクラシック・パトンのタイム=109.258mphはそれに比較してもかなり良いタイムといえるでしょう(なお2016年の優勝時は、111.559mphを記録しています)。
その走りとサウンドをお楽しみください!
最近はクラシックレースでの活躍が目立つマクギネスですが、モダンバイクでのリアルロードレーシング活動がどうなるのかも気になりますね。先日のグッドウッドで着ていたシルバーのノートンロゴ入りレザースーツは、そもそも今年のTTでノートンSG7に乗るときに使うためのもの、でしたが・・・。
それはともあれ、マクギネスとパトンの走りをぜひお楽しみください!