食料自給率は約160%と言われるほど豊かな島"種子島"の「カブジョ」の姿に目を奪われた大野雅人さんの作品展が開催される。ここで言う「カブジョ」とは"ホンダ・カブ"に乗る女子高生のこと。

結婚するならカブに乗った女子??

「嫁をもらうなら種子島」と近隣の島から言われるほど芯が強く頼りになる女性がいる"種子島"。そんな種子島にはスーパーカブに乗った女子高生が出没するんです♡女子高生がカブで颯爽と走り抜けるその姿はなんとも凛々しく、まさに種子島の女性の象徴。

女子高生×カブのこの写真。とっても愛くるしい!島にふたつある高校が、カブを遠方通学に推奨しているんです。この島の高校生にとってスーパーカブは欠かせないんですね。

カブが持つ信頼感

カブの持つ意味は「猛獣などの子供」、小さいエンジンでもパワーがあることを意味するんです!まさにふさわしい名前!カブが持つ信頼性は、走行安全性、耐久性だけでなく、世界中のどこでも誰でも修理ができるという実績から。交通手段が限られているこの島では、高校だけでなく父兄のあいだにも浸透し、通学する学生の兄弟、後輩へとそのカブは受け継がれ、新旧のカブが高校の駐輪場に並んでいます。ちなみにカブは誕生60周年を迎えましたが、種子島の中心地である西之表市も今年市政60年を迎えるんですよ♩

そんな種子島に魅了された大野雅人氏がスーパーカブに乗った女子高生をテーマに撮った数々の写真が東京銀座にて展示されるんです。しかも入場は無料!是非足を運んでみて下さいね。

展示期間 2018年9月7日(金)~9月20日(木)
展示時間 11:00~19:00
※最終日やイベント開催時に閉館時間が早まる場合あり
定休日 なし(銀座プレイス休館日を除く)
入場料 無料
住所 〒104-0061 東京都中央区銀座5-8-1 銀座プレイス6階
電話番号 03-3571-7606

大野雅人プロフィール
1968年 愛知県生まれ。1999年に写真家の妻とともに写真事務所を設立しフリーランスとなる。人物、風景、舞台などの撮影や写真講師・講演、写真誌寄稿などを生業とする。近年は、自然と人間との普遍的な関係を表現することを目的とした作品などが、フランスのフォトアートフェスティバルなどの場で展示発表されている。