雨が降ったり止んだりと難しいコンディションの中行われたレース1。そんな中粘りの走りで3位表彰台のメリが失格となりました。レース1を振り返りながらレース2の結果も合わせてお届け。

スタートからゴールまでめまぐるしい展開だったレース1

フォーメーションラップに雨が降り出し、スタートから荒れたレースとなりました。セルジオ・セッテ・カマラ(Carlin)の猛追を抑えきったジョージ・ラッセル(ART GRAND PRIX)が早くもシーズン3勝目をマーク!ポイントランキングもノーポイントに終わったランド・ノリス(Carlin)に7ポイント差の2位に浮上しました!

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2位のセッテ・カマラもスタートを決め、最後の最後までラッセルを苦しめました。ファイナルラップの最終コーナーでインに飛び込む姿勢はこれからの可能性を感じる見事なトライでした!

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3位に入ったのはロベルト・メリ(MP MOTORSPORT)!F2最年長のメリは難しいコンディションの中着実なレース運びをみせ見事3位表彰台を獲得しました・・・が!なんとメリのタイヤの内圧が不足していたため失格に。そのため4位のルカ・ギオット(Campos Racing)が3位になりました。

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レース2は日本人ドライバー牧野任祐がポールポジション!

3位のメリが失格になったため、4位以降の順位が一つ繰り上がることに。レース1で惜しくも9位に終わってしまった牧野任祐(RUSSIAN TIME)が8位フィニッシュとなり、レース1の1位から8位までがリバースグリッドとなるレース2でポールポジションからのスタートとなります!

難しいレースで順位を上げていったものも、悔しい結果になってしまった牧野ですが、レース2では最高の位置からスタートできます。このポールポジションは実力でとったものではありませんが、運も実力のうち!これをきっかけに流れを変えて欲しいと思います!福住仁嶺(BWT ARDEN)も9番手スタート、レース1では苦しみながらもポイントを獲得しました。2人の日本人ドライバーの活躍、期待しましょう!!

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レース1最終結果

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ポールポジションからのスタートの牧野、気になるレース2の結果は!?

レース1と違い晴天になったレース2。フォーメーションラップ直前にレース1優勝のラッセルがトラブルでピットに。さらにフォーメーションラップの最終コーナーでジャック・エイトキン(ART GRAND PRIX)がスピンしストップ!なんとレースを終えることになりました。ARTにとって災難な1日に。
注目のスタートはポールポジションの牧野が出遅れ、ニコラス・ラティフィ(DAMS)がトップで1コーナーへ。2位にルイ・デルトラ(Charouz Racing)、3位にニック・デ・フリース(PREMA Theodore Racing)、ポールの牧野は5位に交代してしまいました。
ホームストレートではアーテム・マルケロフ(RUSSIAN TIME)とロベルト・メリ、ラルフ・ボシュンのMP MOTORSPORTの2台がストールしピットへ。
牧野のスタートや相次ぐストール、新たな改善策が必要だと感じました。
4周目にショーン・ゲラエル(PREMA Theodore Racing)がトラブルでピットへ。
7周目のミストラル・ストレートで牧野がスローダウン!残念ながらピットに戻ることに。
13周目にトップのデルトラをデ・フリースがシケインの飛び込みでアウトからパス!そこから一気に差を広げます。
5番手のアントニオ・フオッコ(Charouz Racing)がセッテ・カマラとノリスのCarlin勢を巧みに押さえ込みます。しびれを切らしたノリスはセッテ・カマラにアタック!見事オーバーテイクし6位に浮上。
ディフェンスでも素晴らしい働きをしたフオッコですが、4位のラティフィをオーバーテイク!攻守にわたり見事な活躍をみせます。
ファイナルラップの1コーナーでノリスがラティフィをパス、ラティフィは1コーナーでオーバーシュートしタイヤを痛めてポジションダウン。
優勝はデ・フリースで今季初優勝!2位はギオットをなんとか抑えてデルトラが獲得しました。
同じマクラーレンの育成ドライバーのノリスに話題が集中する中、今回デ・フリースが素晴らしいスピードをみせました!

レース2暫定結果

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F1、GP3と併催のF2もフランスGPから3連戦!次回はオーストリアのレッドブルリンクでF2第6戦が行われます!DAZNでは、6月29日の日本時間20時00分からフリー走行、6月29日の日本時間23時55分から予選、6月30日の日本時間23時45分からレース1、7月1日の日本時間18時10分からレース2というスケジュールで生中継されます!ヨーロッパ3連戦がチャンピオン争いを左右するかもしれませんよ!つまり見逃し厳禁ってことです!