今週の月曜日にアメリカのカリフォルニア州で起きたテスタの車両と消防車の衝突事故。テスラ車両はセミオートパイロットでの運転中だったとのことで国家運輸安全委員会が捜査員を派遣することに。
Autopilot作動中の事故では2件目の捜査
2016年に起きたドライバーが死亡した事故に続き、2度目の捜査の対象となるテスラのオートパイロット中での事故。今回の事故では幸いに負傷者はいなかったものの衝突時の車両は時速100kmほど出ていたようで、かなり危険な速度域です。(それでも負傷者がいなかったのは逆に衝突安全性の高さですね)
事故時の詳細は明らかになっていませんが、消防車にテスラの車両が時速100kmほどで衝突したようです。
ドライバーはオートパイロットに非があると主張しているようですが、まだ捜査は始まったばかりです。
国家運輸安全委員会は2016年にドライバーの死亡した事故ではオートパイロットが事故に起因していると言及。ドライバーの注意が運転からそらされないような仕組みが必要であると他のメーカーにも勧告しているようです。
テスラは今回の事故に関してはまだコメントを控えているようですが、オートパイロットの安全性については昨年「オートパイロットは事故を回避し、安全性を高める」としています。またオーナー達にもオートパイロットは自動運転ではなく常にドライバーの注意が必要と警告しています。
オートパイロットは危険なのか?
ここまで読むとオートパイロットもしくは自動運転に不安を感じてしまうかもしれませんが、起こった事故ではなく回避した事故も考慮すべきなのではと思います。
下のビデオではオートパイロットによる事故予測と回避の様子を見れます。
毎日世界を走り回るテスラの車両がどれだけの事故を回避していて、その中でも不幸に事故に繋がってしまったのか。もしくはオートパイロットの誤作動で本当に起こった事故なのか。今回の捜査には今後の自動運転についての方向性も見えてきます。