数年の違いはあれど、時代の寵児となったヨンフォアことHONDA CB400FOURと、フェックスことKawasaki Z400FX。中型車市場において、国産4気筒の魅力と楽しさをオートバイ乗りに知らしめた、歴史的な名車たちだ。
撮影:鈴木広一郎
Mr.Bike BG 2017年 6月号特集「ヨンフォアtoエフエックス 比類なき空冷 4 気筒 400」より
撮影:鈴木広一郎
Mr.Bike BG 2017年 6月号特集「ヨンフォアtoエフエックス 比類なき空冷 4 気筒 400」より
ヨンフォアとフェックス:国産400cc空冷マルチの先駆けとなった歴史的存在
1974年、他社メーカーの軽量2気筒・2ストロークモデルにシェアを抑えられていた中型車市場に、HONDAが満を辞して投入した4気筒・4ストロークの意欲作が、ヨンフォアことCB400FOUR。この頃から欧州中心に流行し始めていたカフェレーサー然としたスタイルで大ヒットを飛ばした。
そして、4気筒エンジンの存在感の虜となったバイク乗りたちの強い要望を受けてカワサキが投入したモデルがZ400FX、通称フェックスだった。角ばったタンクと大柄なボディ。曲線美が華やかで優美であったヨンフォアとは真逆な、硬派で男臭いフォルム。当時の不良少年たちはこのフェックスに夢中になった。
美しき国産カフェレーサー ホンダ CB400FOUR
当時の不良少年たちの憧れとなったカワサキ Z400FX
さあ、いまあなたの目の前にこの2台が当時のままの姿で現れたとしたら?あなたの手に、どちらかのキーが渡されるとしたら??あなたはどちらを選ぶだろう??
ヨンフォア?フェックス?
どちらと駆け出しますか?