こんばんは、まだ寒いですが桜が咲き始めましたね。
どうも、美しい桜に酔いしれている生田晴香(3月27日バースデー)です。
恐竜界だけではなく、全人類、や、宇宙を大きく騒がせたニュース、きましたね。
今のところテレビで報道されたわけではありませんが、あれだけ騒がれていればほとんどの方が知っているとは思います。
英科学誌ネイチャーでこれまでの歴史を覆すような衝撃的な論文が発表されました!
衝撃的な論文とは、少し(じゃないかも?)難しい話になりますが、
恐竜の新系統樹についてです。
論文はこちら。(フリーではない)
http://www.nature.com/nature/journal/v543/n7646/full/nature21700.html
論文を簡単にまとめると、こんな感じです。
これまで恐竜は、最初の分岐点として骨盤の形から、大きく2つのグループ「鳥盤類」と「竜盤類」に分類してきました。
「竜盤類」は更に、竜脚類系と獣脚類系に分けられてきました。
原始的な恐竜の特徴を詳細に分析した結果、
「竜盤類」に分類されるティラノサウルスと、「鳥盤類」に属するステゴサウルスが近縁関係にあったとのことです。
「鳥盤類」はその事から、この2つで新しいグループ
「オルニソスケリダ(Ornithoscelida)」と呼ばれる新しい分類の下に置かれます。
新しいオルニソスケリダの分類を「鳥肢類(bird-limbed)」と呼ぶことを提案しました。
「竜盤類」は、竜脚類系だけで成り立つので残しました。
との事です。
さらに!
恐竜誕生の時期は、これまで考えられていたよりも約1000万年古い、約2億4700万年前で、
場所はこれまで南半球だと考えられていたがそうではなく、北半球だったとの事です!
はい、つまり簡単にまとめると、恐竜の分類を新しくしたぞ!という論文が発表されたわけですね。
発表されただけで、100パーセントその通りだというわけではありません。
論文が出てからがスタート、考えていこうの会となるわけです。
今回のは、確かにその通りだ要素があるので、これが色々な所で認められたらこれまでの図鑑や恐竜本をグループ分け直したりと全て改め、博物館などでも説明文を書きかえなくてはいけません。
たまにある恐竜の名前が消えた、変わったどころの騒ぎではなく、もっと大きな書きかえが必要となるわけですね。
これからどうなっていくのか、、、
ああとてつもなく楽しみですね。
これだから恐竜は面白いのです。