先日、オーストラリアのフィリップアイランドで、MotoGPの公式テストが行われました。前回のセパンでは、ヤマハが昨年まで使用していた「ウイングレット」の代わりとなる、新型フェアリングを登場させて話題となりましたが、今回はスズキとアプリリアが、ユニークな新型フェアリングをデビューさせています。

最速タイムはまたもM.ビニャーレス(ヤマハ)が記録!

風が強い場所、で知られてるフィリップアイランドですが、今回のテストも強風に悩まされたライダーが多かったみたいです。そんな中、3日間のテストで最速だったのは、今季ヤマハ新加入のマーベリック・ビニャーレスでした!

セパンテストに続き、最速タイムを記録したM.ビニャーレス。ヤマハTZR-M1は、左右に膨らんだ「ウイング内蔵型」フェアリングではなく、スリムなフェアリングを装着していました。

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2番手、3番手はホンダファクトリーのマルク・マルケスとダニ・ペドロサ。ホンダはいまのところ、外観からすぐわかるような「空力」フェアリングを使っていませんが、それでもタイム的には好調そうに思えますね。

3番手のタイムを記録したD.ペドロサ(ホンダ)。彼から19位までは1分29秒台で、彼より上のふたりだけが1分28秒台のタイムでした。

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4位は、ヨナス・フォルガー(ヤマハ)、5位はカル・クラッチロー(ホンダ)とサテライト勢が躍進! 6位はスズキ新加入のアレックス・リンス。7、8位はドゥカティファクトリーのアンドレア・ドビツィオーゾとホルヘ・ロレンソ。なお、注目のバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)は11位でした・・・。

好成績を残せば、クールなフォルムに見えてくる・・・のかな?

タイムはあくまでテスト段階・・・ということで、個人的に一番気になったのはスズキの新型フェアリングでした。

今年のスズキのエース、としての活躍が期待されるアンドレア・イアンノーネのGSX-RRに装着されたフェアリング・・・ナックルガードが巨大化して張り出しすぎちゃった・・・みたいな、ブキミ(失礼)なフォルムです。なお、イアンノーネの今回のタイムは12番手でした。

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MotoGPファンで、ウイングレット廃止を望んだファンの多くからは「カッコ良くない」という意見が出ていました(あと、突起物であるウイングレットの安全性への心配とか)。今年からは廃止、ということで、ダウンウォースを得るための新型フェアリングを各チームは試しているのですが、スズキのこの新型フェアリングは、効果はさておき「カッコ悪い」と思いました。※個人の感想です?

でも、もしスズキがこの新型フェアリングを実戦に使用するようになって、勝ち星をガンガン積み上げるようになったら、「速いマシンは美しい」ということで、カッコ良く見えてくるのかも・・・しれませんね?

なおアプリリアも今回のテストは、新型フェアリングを投入しています。こちらはスズキに比べると、まだスマートなフォルムに見えますね。

アレイシ・エスパルガロが駆るアプリリアの新型フェアリング装着車。フェアリング前面の空気取り入れ口の巨大さが目立ちます。なお彼のタイムは、今回のテストでは10番手でした。

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次のテストは3月のカタールで行われますが、今度はどんな形状のフェアリングが登場したりするのか・・・楽しみに待ちたいです。

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