エンデューロレースの過酷さを冒険になぞらえて生まれたモデル”アドベンチャー”。アドベンチャーモデルと聞けば、何だか目新しく聞こえるが、実は以前からオンもオフも両方走れるモデルは存在した。その名は”デュアルパーパス”。
そんなアドベンチャーモデルの原点とも言えるデュアルパーパスモデルの歴史を日本が得意とする250ccに絞って振り返っていきたいと思います。そんな第3回目はKAWASAKI KLE250 ANHELO

KAWASAKI KLE250 ANHELO (1993年3月発売)

(オートバイ©モーターマガジン社)

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「街を楽しむ性能を重視しながらクルージングまでも軽やかにこなすシティ・スニーカー」というコンセプトの元で生まれたのがKLE250アネーロ。コンパクトでスリムな水冷ツインエンジンを高剛性なダブルクレードルフレームに搭載。「ねじり」や「曲がり」に対処しながら、軽量化も実現している。また、スリム化の恩恵で低シート高と適度なシート幅を実現しているので、足つき性に優れているのも大きな特徴となっている。ユーティリティ面では、アルミアンダーガードや、大型リアキャリアが標準装備されるなど、充実の内容。

「フリートラベラー」というコンセプトを掲げ、先に発売されたKLE 400。どこへだって走っていける相棒として、250ccクラスにも登場させるも、残念ながらオフ車としてはかなり車重が重かった為あまり人気が出ませんでした。

しかし、オン・オフどちらも走行可能な万能マシンである事実。今なら存分に楽しめるのではないでしょうか。