ほげ〜っとFacebookを見ていたら、タイムラインにものすごく興味深い映画を発見したので紹介いたします。1957年に制作されたモータースポーツシーンを舞台にした作品・・・これは観たい!

モトグッチ、ジレラ・・・きら星のようなGPマシンも登場!

この作品のタイトルは、 "I fidanzati della morte" 日本語に直訳すると、「死のボーイフレンドたち」。つまり・・・死の危険もおそれない、モータースポーツに命を捧げた男たち・・・を描いた作品ってことですね。

1957年は、イタリアの3大ワークスであるジレラ、モトグッツィ、そしてFBモンディアルが世界ロードレースGPにおける活動をした最後の年です。偉大なボブ・マッキンタイヤが、ジレラ500cc4気筒に乗ってマン島TT初のオーバー・ザ・トン・・・平均速度100mph(約160km/h)超えの大記録を樹立したのも、この年のことでした。なお1956年制作、と書いてあるイタリアの映画紹介サイトもありましたが・・・正確にはドッチなんでしょうね?

その後の時代は、唯一残ったイタリアのファクトリーチームであるMVアグスタがロードレース界の盟主の地位につき、1960年代は日本のファクトリーチームが大活躍する時代となりました。つまり、1957年は、4つのイタリアンメーカーが激しく王位をめぐって争った時代・・・イタリアン黄金期の最後の年とも言えます。

おおお〜(超興奮!)、1957年限りで、横風に対する安全性不足という理由で廃止されたダストビン・フェアリングを装着したイタリアのGPマシンが、カラーフィルムのなかで躍動しているじゃないですか!

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うぉぉぉぉ(超コーフン!)、緑のモトグッツィ単気筒と、紅白のジレラ4気筒のバトルだぁ〜!

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美しい女性たちの、当時のファッションをカラーで見ることができるのも嬉しいポイント。

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マンクスノートンのレーシングサイドカーの横に乗るのは、なんと美しい女性!

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映画のなかではロードレースだけでなく、「ウォール・オブ・デス」も登場!

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スクランブルレースも登場します!

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これは街道レース、「ミラノ-タラント」のシーンです。

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超有名な、マンデロのモトグッツィ工場の風洞も! 数多くのモトグッツィの名車が生み出された場所です。

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なんと日本でも、1965年に公開されていました!

じつはこの作品、1965年4月に日本でも「大爆走」という邦題で公開されていたのです。「タブウ」のロモロ・マルチェリーニの原案・監督作品ということですが、ご覧になった方っていらっしゃりますか? 

カルロ(リック・バッタリア)はZV社専属の優秀なオートバイのレーサーだが、社の方針で八百長レースを強いられ、怒って辞職した。その後も数々のレースに勝ち、世界に名をはせた。そのころになり秘かに続いていた社長令嬢ルチア(シルヴァ・コシナ)との関係が妻ジョバンナ(マルギット・ニュンケ)にばれ、怒った父親ロレンツォに追いだされてしまった。ルチアには婚約者がいるのだ。

う〜ん、日本語字幕・・・無理なら英語字幕でもいいから観てみたいなぁ・・・。当時のモータースポーツ界やイタリアンバイクに興味のある方はぜひ、こちらのトレーラーを見てコーフンしていてください。

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