バレンシアGPの舞台であるリカルド・トレモ・サーキットでのMotoGP公式テストの2日目、初日に最速タイムを出したマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)がこの日も好調ぶりをアピールしました。これはチームメイトのバレンティーノ・ロッシも、うかうかしていられませんね!?
タイムは1分29秒台に突入!
初日、一番時計をマークしたのは、スズキから来季ヤマハに移籍するビニャーレスでした。初日に精力的に61周回を走ったビニャーレスは、2日目はひとり29秒台に突入。一線級の速さを身につけていることを証明しました。
スズキに移籍のイアンノーネも速さを発揮しています!
テスト2日目の2位は王者マルク・マルケス(ホンダ)、3位はドゥカティ残留のアンドレア・ドヴィツィオーゾ。4位はドゥカティからスズキに移籍のアンドレア・イアンノーネ。5位がホンダのダニ・ペドロサでした。
10位までが1分30秒台をマーク!
以下、6位カル・クラッチロー(ホンダ)、7位バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)、8位ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)と実力者が並びました。スズキからアプリリアに移籍したアレイシ・エスパルガロ(9位)、モンスター・ヤマハ・テック3のジョナス・フォルガー(10位)までが1分30秒台を記録しています。
昨年の2015年まではヤマハとホンダのファクトリーライダー4名以外は優勝不可能、みたいなシーズンが続きましたが、今年は9人のウィナーが登場する記録的な年になりました。共通ECUとミシュランタイヤの導入という要素が大きく影響したわけですが、2年目は各チームが、ノウハウの蓄積をどれだけ活かせるかが鍵になりそうです。
ヤマハのビニャーレス、スズキのイアンノーネ、そしてドゥカティのロレンソら、移籍組がどれだけ活躍するかで、来シーズンの面白さの度合いが変わってくるでしょう。なお次回のMotoGP公式テストは2017年1月30日、マレーシア(セパン)で行われます! 今から楽しみですね!