デイトナ200は、言わずと知れたアメリカの伝統あるレースです。バンクのあるスピードウェイでの高速バトルが人気のデイトナ200ですが、黎明期はビーチの砂の上で参加者たちはスピードを競っていたのです。
第二次世界大戦前後の時代のデイトナビーチ
デイトナ200マイルが初開催されたのは1937年。コースは海に至近のビーチに設けられ、3.2マイル (約5.1km)の周回になっていました。そして1948年からは、4.1マイル(約6.6 km) にレイアウトが変更されています。
1961年から、舞台はスピードウェイへ・・・
デイトナ200のインディアン対ハーレーの戦いに、最初に割って入った外国車は英国のノートンでした。サイドバルブ式750cc・Vツインのアメリカ勢に対し、ノートンはオーバーヘッド・カムシャフトの500cc。排気量は少ないですが、優れたパワー特性とハンドリングを武器に、ノートンは1940〜1950年の間で、5勝を記録しています。
1960年大会を最後にデイトナ200マイルはビーチから、舗装されたスピードウェイに舞台を移すことになります。こちらの動画は、古き良き時代のデイトナ200マイル(1939年)をおさめたものです。短い動画ですが、ぜひご覧になってください。