ここ数年、夏になるとゲリラ豪雨が頻発していますが、カーライフにおいて突発的な豪雨は、時として大きな事故につながります。今回は、集中豪雨や台風などによる激しい雨によるクルマの冠水被害を防ぐための、JAF鳥取の呼びかけをご紹介します。

<クルマの保管場所に関して>
1)崖や川などに近い場所にクルマを置かない。
2)道路より低く浸水の可能性のある地下駐車場等は避ける。
3)強風で飛んでくる飛来物を避けるため、できる限り屋根のある保管場所を選ぶ。

<クルマの運転に関して>
1)最新の気象情報を入手する。
2)ガラス撥水剤の使用やワイパーゴムを点検し視界の確保に努める。
3)線路のアンダーパスなど地面より低い場所を走らない。(浸水ハザードマップ等を確認する)
4)冠水した道路は避ける。(水路や溝が水没して見えない可能性がある)
5)安全な場所に停車し雨が通り過ぎるのを待つ。
6)トンネル出口や橋梁部は突風に注意し速度を控える。(風速 25m/s とは時速 90Km の風のこと!)

<クルマが冠水し動けなくなってしまったら>
1)エンジンが止まってしまったら無理に再始動させない。(エンジン破損の可能性有り)
2)水深に注意しながらゆっくりと車外に出て、来た方向に歩いて戻る。
3)車内に水が浸入し、水圧でドアが開閉できない際は、緊急脱出用ハンマーを使用し車両側面のガラスを割って脱出する。
4)脱出用ハンマーが無いときは、車内の水位と外の水位との差が小さくなったのを見極め、足に力を込めて一気にドアを開け脱出する。
5)JAF などに救援の要請する。( JAF ロードサービス救援コール #8139)

JAF はホームページで「クルマが水没したときの対処と脱出法」や「クルマが冠水・浸水してしまった場合の対処法」を公開しています。(最下部のリンクを参照)

下の動画は JAF が行った冠水したミニバンのスライドドアの開放実験と冠水路の走行実験の模様です。

クルマが水没!!水深何cmまでスライドドアは開くか?(ミニバン)【JAFユーザーテスト】

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冠水路走行テスト(セダンタイプ)【JAFユーザーテスト】

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これからお盆休みも本番に突入します。クルマで出かけた先でゲリラ豪雨などに見舞われた場合には、慌てず冠水被害に遭わないよう安全を確保してください。それでは楽しい夏のドライブを!