第156回は、 トヨタ自動車「スプリンター」 をご紹介します!カローラの姉妹車のスプリンターはこの時代にシャープをきかしたボディバリエーションが増えました。(あぁこ@ロレンス編集部)

さて問題です!こちらはどのクルマのシートでしょうか?

スプリンター(1981年)

カローラのクーペとして43年4月に誕生しているのが、46年8月には独立したシリーズとなり、4ドア・セダンも加えたのがスプリンター。シリーズ全車に角型2灯ヘッド(カローラはセダンが丸型4灯)を採用、セダンをのぞくクーペ、HT、LBはスラントノーズと、外観のデザインは変えているものの、基本的なボディからエンジン、シャシーに至るまで、すべてをカローラと共通する“双子車のはしり”でもある。ただしセダンは4ドアのみで、2ドアはない。セダン、HT、LBにDOHC-EFIを搭載したホットなモデル、GTが設定されているのも同じだが、クーペはカローラのレビンに対してトレノの名が与えられている。イメージ的にはカローラよりも「ややスポーティさを強調した」性格づけがされ、大衆車の中のパーソナルカー的な存在でもある。55年の年間国内販売台数ではトップのカローラの約26万台に対して、約10万台と9位を占めた。