先月開催されたマン島TTレースで、多くの人の注目を集めたパジェッツ・モーターサイクルのホンダRC213V-Sのテスト動画を、世界最高峰メディアのMCNが公開しています。
サーキットのRC213V-Sは、まさに水を得た魚?
テストを担当するのは、MCNのシニア・ロードテスターのマイケル・ニーヴス。走りの舞台は、ジャンピングスポットが名物のカドウェルパークです。動画の中で彼は、いかにホンダRC213V-Sが扱いやすいかを解説しています。公道走行車であることが大きなウリのRC213V-Sですが、やはり本来の生息地ともいうべきレーストラックでは、迫力あるエンジンサウンドとともに、活き活きしているように見えます。
RC213V-SのV4サウンドを、動画でお楽しみください。
スクリーンに、ヒットした虫の残骸がいっぱいついているのは、マン島TTセニアクラスを走ってからそのまま・・・なのかもしれません。OZレーシングの鍛造マグネシウム合金ホイール、ブレンボ製モノブロック・レーシング・キャリパー、チタン製レースエキゾースト、K-TECH製フロントフォークなどのモディファイを受けているこのRC213V-Sですが、準備期間が短かったこともあり熟成不足で、スーパーバイク/セニアTTでは優勝争いに加わることはできませんでした。
来年の計画は未定のようですが、ぜひニュージーランドの英雄、ブルース・アンスティのライディングで再びRC213V-Sがマン島を疾走する姿を見たい・・・と思ってしまいます。