定年近くの男はとびきり速いプレスライダーだった。誰よりも速く街を駆け抜け、道を選ばなかった。そんな彼はいま早期退職を考えている。まるでオートバイで疾走したかのように、あっという間の人生だったが、残りの歳月を再び、あの頃の”あいつ”とともに生きていこうかと考えている・・。
『RIDE87』「The Phoenix Express」より ©東本昌平先生・モーターマガジン社

あなたも仕事をやめたり、リタイアしたときに、こいつと生きていこう、と思える存在、いますか、ありますか?

人でもモノでも趣味でもなんでもいい。仕事以外に大切にしているもの。ありますね?