*社名・車名ともに掲載誌の表記に合わせ、原文のままとしております。
第241号は、フェラーリを一気に3つご紹介!(akiko koda@ロレンス編集部)
フェラーリ308 GTB
“512BB”が輸出して外貨をかせぐためのモデルとすれば、この308GTBは本当の意味でのイタリアンGTといえよう。V8型気筒としては比較的小さい排気量の3ℓで、4カムシャフトとフェラーリらしい高度のメカニズムをもりこんでおり、もちろんミッドシップに置かれる。ヨーロッパ仕様は出力255OSだが、日本仕様車は205PSで、エアコンとパワー・ウインドー、カセット・ステレオつきAM/FMラジオを標準装備する。
フェラーリ308GTS
現在の市販型フェラーリの中では、唯一のスパイダー・モデルで、“S”はそれをあらわす。ルックス、性能はクローズド・ボディの“B”と同じ。ルーフのない強度的な弱さをカバーするために補強されたボディは、ヨーロッパ仕様で40kg、日本/US仕様で70kgGTBより重くなっている。4輪ベンティレーティッド・ディスク・ブレーキは“B”と共通。Pininfarinaの工場でボディが生産される。
フェラーリ400 i
大型のフェラーリの中ではややおとなしいモデルで、2+2のシート配置をもつ。とはいってもエンジンはDOHCのV12で排気量は4823cc、出力は310PS(日本仕様。ヨーロッパ仕様は340PS)と並々ならぬ実力を秘めているが、日本へはATだけが昨年から輸入されるようになった。現行フェラーリとしては唯一のフロント・エンジン車だ。スタイリングはピニンファリーナ。