こんにちは。奄美大島の魅力を伝える伝道師、有村奈津美です。私の連載では、奄美についての情報を発信しているのですが、記事を読んで奄美に行きたくなってきた…という方はいらっしゃるでしょうか?(もしいたら、嬉しいです)

とはいえ、奄美大島はちょっと遠い。おいそれとは行けないかもしれませんね。だからたとえ興味があったとしても、行くのは無理、という方が多くとも無理はありません。

そんな方に朗報です!

実は恵比寿で奄美を感じることができる新しいスポットを発見しました。

東京で奄美を体験できるなら、行ってみようかな?そう思わせてくれる素敵なカフェを今回は紹介したいと思います。

人気のスムージー

amamimoo.jp

恵比寿の奄美スポット「Healthy Island Cafe」

そのスポットというのは、 Healthy Island Cafe というお店です。

このお店では、奄美大島の新鮮なフルーツを使ったスムージーやジャム、奄美で育てた蜂から取れるハチミツなど、奄美の素材を活かした製品を提供しています。以前ご紹介した 鶏飯も食べられるんです。

JR恵比寿駅の東口から徒歩5分のところにあり、オフィス街も近いので、お昼休みにぷらっと立ち寄るお客さんも多いそうです。また、お店の中には10席ほどテーブル席も設けてあるので、ゆっくりとお茶をすることもできます。

Healthy Island cafe の様子

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以前は駒沢通りにお店を構えていたそうですが、2015年4月4日に恵比寿に移ってきました。

駒沢店の頃から、an・anや東京ウォーカー、めざましテレビなど多数のメディアに取り上げられるほどの人気店なので、ご存じの人も多いかもしれません。
(詳しくは こちら をご参照下さい)

人気の秘密は、スタッフのこだわり

その人気の裏にはどんな秘密が隠されているのか?
それを探るべく奄美大島出身の経営者、勝島さんにお話を伺ってきたので、ご紹介します。

まず、このお店のコンセプトは、「Healthy Island」というお店の名前の通り、 
「健康✖奄美大島」 だそうです。

「都会の人にももっと奄美大島を身近に感じてほしい。そして、ただ奄美大島を感じてもらうだけでなく、奄美の食材を通して、内面、外見の両面から美しくなって欲しい」という勝島さん。

そんな勝島さんの強い想いが込められているこのカフェには、様々なこだわりがあります。

こだわり1. 健康的であること

メニューを考える上で、一番大事にしていること、それは店名通り、 ヘルシーであること なんだそうです。

お店の一番人気メニューであるスムージーには、栄養価たっぷりの奄美のフルーツが使われているだけでなく、必ず一種類は奄美の薬草が入っています。ただ、薬草がいくら健康に良いとはいえ、「良薬口に苦し」という言葉があるように、そのままの状態ではとても飲みやすいとは言えません。

そこで、量や作り方を工夫し、見た目の色にまでこだわって、なるべく栄養価を残したまま美味しく飲めるよう試行錯誤を重ねた結果、今のスムージーが出来上がったということです。

こだわり2. 手作りであること

壁に書かれている奄美のフルーツの説明

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この写真はお店の内壁を写したものですが、スムージーに使われているフルーツの説明やイラスト、全てお店のスタッフの手書きです。

実は勝島さんは奄美大島で「ソレイユ農園」も経営していて、スムージーに使われているマンゴーやパッションの栽培、そして蜂やヤギを飼育しているそうです。お店で使う素材はなるべく自分で作ったものにしたい、と勝島さんは考えているのでしょう。最近では、ヤギの乳を活かした、ヤギミルクソフトや、チーズ作りさえも自ら行っているそうです。

こだわり3. 奄美らしさ

奄美出身の私でさえ、お店の中には様々なところに奄美らしさを十分に感じることができました。
都会に小さな奄美を作りたいという言葉どおり、提供している製品は、全て奄美の食材を活かしたものであり、お店の中にあるモニターには、絶えず奄美の自然や生き物の映像が映しだされ、島のスローライフを思わせるようなゆったりとした音楽が流れていました。

また、私と同じように奄美から上京してきた人が訪れたり、奄美からはるばる遊びにくるお客様も多いようで、店内では時折、奄美の方言が聞こえてきたりもします。都会の人が奄美を知る機会として、奄美出身の人が集う場として、ここはまさに 都会の中の小さな奄美 だと感じました。

勝島さんになぜそこまで奄美にこだわるのか聞いたところ、
「単純に好きだから」その一言に尽きるそうです。

さて、ここまで取材に行って感じたことを書いてきましたが、ここまで書かれたら早く行きたい、肝心の味はどうだったの?と気になりますよね。(笑)

そのあたりは、ぜひPart 2 をお待ち下さい!

(続く)